生活習慣病健診を受診2009年08月06日

 すっきりしない天気である。
 天白川は水量が減り、砂州に草が生えているのが見えるくらだ。今日は休暇をとり、中京病院で生活習慣病の健診を受けた。定年前の健康チエックを定年の先輩に教えられて行った。この健診でガンの病巣が見つかることもあるようだ。ガンは早期発見なら治癒率が高いそうなので保険をかける意味もある。
 中京病院は初めてであったが一般病棟とは別に健診専用の建物があった。そこで効率よく健診を受けられるシステムである。予め書いておいた問診シートと検便の容器を渡し、受付を済ますと甚平(作務衣)みたいな簡単服に着替えて身長体重血圧と計測して行く。聴力、視力、血液採取、X線写真、心電図、医師の聴診器をあてての診察と職場の健診と変わりない。
 違うのはバリュームを飲んで、回転しながら胃の内部のX線写真の撮影であった。バリュームは出来たら避けたいが飲まないと胃の内部が分らない。終ると下剤を渡されて終る。約1時間のコースで6820円と安くはない。
 悪くなってから行ってもいいような気もする。自分の健康過信は危ないが神経質に病気を探すことも余りやりたくはない。一年中どこか悪いし、悪くなる可能性がある。山に行けば疲れる。疲れをとるために特にビタミン、ミネラルの多い食事に心がける。汗で失われる微量栄養素は多いから補充が必要だ。それゆえにサプリメントなる食材が販売されている。スポーツマンの早死にが多いのも案外これが原因ではないか。
 たまには下痢もするし、嘔吐もする。つまり万全の健康体ではない。一病息災である。ちなみに広辞苑に意味が掲載されているようだ。「持病が一つくらいある方が、無病の人よりも健康に注意し、かえって長生きであるということ」(広辞苑)。
 風邪の効用を書いた本があった。風邪を引くことで健康体がどんなものか意識できるのだ。疲労した体から日一日と疲れが抜けていく様を自覚するとああ、生きているという実感がする。登山は健康面では体の掃除とも言える。最近も年齢よりも相当若く見られた。これは嬉しい。
 このところの雨続きで私の体内には不純物が滞留していることだろう。今日の健診でも腹囲が数cmオーバーしていてびっくりした。週末は体内の大掃除に行ってみたい。

     甚平やバリューム一気には飲めず        拙作