山名談義 大島山と念上山 ― 2009年06月09日
中央アルプスの参考書として永く愛読したのは『信州山岳百科Ⅱ』(信濃毎日新聞社昭和58年)であった。
6/7の念丈岳縦走登山に参加した人達の会話に「おおじまさん」や「おおしまさん」というので調べると「伊那谷の山」のサイトでは「おおしまさん」であるが信州山岳百科Ⅱでは「おおじまさん」であった。もう一座高森町の941mのおおじまさんがあることも知った。吉田山の前衛である。それに地名の大島山もある。
『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版2005年)の烏帽子ヶ岳2195mを調べると文中に念丈倶楽部が大島山周辺の登山道を整備したことも書いてある。但し、大島山の標高が2143mとある。信州山岳百科では2156m、「伊那谷の山」では2130mであった。
2.5万図は2143mと独立標高点が印刷されているのでこれが正解であろう。2156mは北の無名の独立標高点が2158mなので書き間違いか。2130mはどこから来た数字だろうか。20万地勢図にも記載はない。
信州山岳百科Ⅱには『大島村誌』からの引用があり、念上山と大島山が混同して用いられたことが分る。又、昔念丈岳は袴越山ともいったようである。いずれにせよ大島村の入会山であったから大島山となったのである。本来なら最高点の2158mの標高点のピークに与えたい山名である。
6/7の念丈岳縦走登山に参加した人達の会話に「おおじまさん」や「おおしまさん」というので調べると「伊那谷の山」のサイトでは「おおしまさん」であるが信州山岳百科Ⅱでは「おおじまさん」であった。もう一座高森町の941mのおおじまさんがあることも知った。吉田山の前衛である。それに地名の大島山もある。
『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版2005年)の烏帽子ヶ岳2195mを調べると文中に念丈倶楽部が大島山周辺の登山道を整備したことも書いてある。但し、大島山の標高が2143mとある。信州山岳百科では2156m、「伊那谷の山」では2130mであった。
2.5万図は2143mと独立標高点が印刷されているのでこれが正解であろう。2156mは北の無名の独立標高点が2158mなので書き間違いか。2130mはどこから来た数字だろうか。20万地勢図にも記載はない。
信州山岳百科Ⅱには『大島村誌』からの引用があり、念上山と大島山が混同して用いられたことが分る。又、昔念丈岳は袴越山ともいったようである。いずれにせよ大島村の入会山であったから大島山となったのである。本来なら最高点の2158mの標高点のピークに与えたい山名である。
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