俳句 念丈岳2009年06月08日

  続々と参加者集う夏暁

  烏帽子へのまだ薄暗き登山口

  山涼し一枚重ね着して登る

  夏雲に覆われてゐし烏帽子岳

  ボランティアにて守られし登山道

  矮小な夏木や池ノ平山

  上澤は見つけし人や山清水

  念丈の白い砂礫と青嶺かな

  虚空蔵と風越山も夏の山

  仲間より実梅一つをもらふなり

  青葉山本高森へ辿り着く

  伊那谷の遠くより聞くホトトギス

  休む度無数の蝿に集られて

  悠然と聳える夏の安平路 

  赤石の雪溪も痩せ夏の山

  コイワカガミことに赤味の強きなり

  靴擦れを起こす素足を脱ぎて見る

  カモシカのごとき登山の一日かな

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