再考!東紀州の八鬼山と高峰山2009年01月26日

 今日ブログにアクセスするとJ19さんからコメントが来ていた。山岳同定に関するので地勢図「伊勢」を探して30cmの定規を当てて検討してみたら書き間違いと分って訂正した。J19さんには深謝する。

 そして改めて地形図、地勢図でチエックし直す。実は最近はネットの地形図で肝心なところだけしか持って行かないために遠望の山岳同定がいい加減になりやすい。これは反省せねば。それに八鬼山の標高が色々あってどうしたものか。
①20万地勢図「伊勢」昭和44年版   653の標高点
②5万図「尾鷲」平成7年修正版     627.6標石のある標高点
③2.5万図「尾鷲」昭和48年版      627.6 4等三角点
④2.5万図「尾鷲」は修正年不明     647の標高点
よく見ると矢ノ川峠の北のピークにはNHK矢ノ川テレビ中継局と印刷があるがネット版には記号だけである。市販地図との違いはあるとネットにはことわりがあるが。

 2.5万図の方が古いので情報も多い。高峰山の頂上直下の西北の尾根を眺めていると踏み跡があるので降りてみると切り株もあった。今地形図で確かめると昭和40年代には尾鷲湾に流れる中川の源流沿いに谷を登り、桧尾峠から尾根伝いに道があったようだ。今は破線も削除されているがヤブ覚悟なら歩けるかもしれない。

 また矢ノ川峠とNHKの中継局の間に突き上げる大又川の道も未確認のまま終ったし、古川山の南にある破線路も尾根通しなので今は利用されない。しかし、古川山から西への踏み跡は微かに残っている。高峰山の西の標高点1010に連なる分岐点にも明瞭な踏み跡があった。そこには入り込まないように道標があった。本文にも書いたが古川から南谷のコル(川端守氏から教示を受けた)に突き上げるヤブコースもあるらしいので赤、黄色のテープは多い。

 南谷と印刷された痩せ尾根に踏み跡でもないだろうか。急登であるが面白いコースになるだろう。いずれにせよ尾鷲一の名山なので関西からも登山者は多いと見る。悪路だけで徒歩約3時間もあることを思えば1本くらい登山者用の道が欲しいものである。

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