消えるゴールドマン魔術?報道について2008年02月26日

 26日の日経新聞夕刊の記事の見出しにあった。「米国市場」という見出しの中の「ウォール街ラウンドアップ」というコラムで24日のウォールストリート・ジャーナルの記事「ゴールドマン・サックスの業績悪化」を横流しする形で伝えた。
 G・Sは企業の買収資金を融資する金融の最大手といわれる。サブプライム・ローンの問題で昨年の夏以来の日本株の下げを演出してきた証券会社と見ていた。7月に一旦自然な下げがあったが8月以降の下げは同社の大量の大量カラ売りが主因と見られる。特に時価総額の大きい金融株を狙い撃ちしてきた。
 カラ売りで大儲けしたのはいいが自分の融資先の焦げ付きまで誘ってしまったようだ。今年に入ってからの下げは恐慌に近いものだった。大量の資金を使って13000円割れを実現。更に下げて個人投資家の悲鳴を聞いたような気がする。業績がいいのに何故かという疑問を持ちながら推移をみていた。投資家の株離れを誘ったがこの記事で一矢報いた気がする。
 いよいよ日本株が暴騰するのではないか。カラ売り筋は期限までに利益を確定し株を返さなくてはいけない。よく売り込まれた銀行、証券、不動産株、中国関連株、資源株など。それを買い戻して株主に返すためだ。
 非常に頭脳のいい集団であるというが良ければいいというものでもない。ノーベル賞学者を2名も抱えて破綻したLTCMの例もある。見境無くやりすぎれば自業自得であろう。
 もう一回、下げを誘うような悪材料を流して日経平均を下げてくる。そこが買い場か。下げすぎた日本株は元の株価に戻るしかない。