蟷螂之斧となるか・・・愛知県知事選2023年02月05日

 蟷螂の斧の意味とは?
 「とうろうのおの」と読み、力が弱い者が身のほどをわきまえない行いをするという意味です。「蟷螂」とはカマキリのこと。もともとは中国・春秋時代の書物にいくつか登場する比喩表現で、馬車の前に立ちはだかるカマキリの故事を由来にしています。

 今日は知事選の投票日。大村さんが現職の強みと組織力で圧倒しそうだ。何しろ、自民、旧民社系(立憲、国民)、公明の推薦を取りつけた。愛知県の市町村の議会の推薦ももらった。抜かりがない。
 一方で対戦者はどうか。
 共産党の推薦と運動への協力で得票力のありそうな候補者は尾形慶子さんです。
 尾形さんのHPの政策の中のいの一番は
1.省エネ・再エネで快適・安全な未来
(1)再生可能エネルギー拡大を、ただし自然・健康破壊は防ぐ
・大規模建設メーカーと大規模マンションに太陽光パネル設置を義務づける(東三河山間部など採算困難地域は免除するなど柔軟な対応をする)。
・一方で、補助金を設定する。既存の住宅への設置への補助を行う。
・住宅や事業所での太陽熱利用も進める。
・新車購入の際は、住宅や事業所でのEV充電設備を努力義務化し、EV設備の3年間固定資産税免税を行う。
・農地でのソーラーシェアリングを推進する。
・メガソーラー発電については、森や農地を破壊せずに設置できる地域等を条例で規制する。
・風力発電は、環境アセスメントを徹底し、環境を破壊せずに設置できる地域等を条例で規制する。
・洋上風力の場合は、漁場の保全と漁民の利益を優先する。
・再エネ発電事業は、県外資本を制限し地元への利益還元を促す仕組みを条例化する。自治体電力会社、市民出資電力会社を支援する。
・廃棄物や間伐材などを利用するバイオマスエネルギーや小水力発電などの他の再生可能エネルギーの活用を進める。
・水素については、再エネ由来のグリーン水素を使う。
・化石燃料由来の水素輸入を前提にしたカーボンニュートラルポート計画は見直す。
以上。
 ・再生エネは理念は良いが、これは自然破壊の代償が大きい。
 ・施設、器具、機器は中国からの輸入となれば、尖閣諸島で敵対する国に塩を与えることになる。

 後は山下さん、末永さん、上原さん、安江さんらは正しく蟷螂の斧という気がする。
 しかし、個人的には過去3回は大村さんに投票してきたが今回はあいちトリエンナーレのあの表現の不自由展のしこりがあるので大村さん以外に投じた。これは争点にはなりそうもない。