伊勢・虎尾山に登る2022年05月31日

 5/30~6/2まで仕事で出張して伊勢市に来た。仕事は遺品整理の監督なので常時現場に居るわけではない。2時間から3時間程度の間隔で家に行く。そのすき間を狙って短時間であるける山を選んだ。山名に虎が付くので干支の山として登ってみた。
 現場の家からも近いので徒歩でスマホのGPSを頼りに市街地の住宅を抜けて歩く。伊勢市も山を削って新興住宅が立ち並び、迷路になっている。だからGPSは必須である。近鉄線の下をくぐって住宅地の中を抜けて終点のところに細道があった。
 そこをたどると蜘蛛の巣を掃いながら数分で登頂??だった。日露戦争の勝利記念のモニュメントが建っていた。別の方から登ってきた道が階段になって下っている。そっちへ降りて見たら、フィックスロープもあって整備されていた。何でもアニメ映画の舞台になったらしい。すぐにまた住宅地に出た。伊勢市街を見渡せる高台になっている。
 一応は干支の一座をゲット。その後は気になっていた倭姫宮に向かった。これも住宅地の迷路をぬって歩く。すると内宮へ行く道路に出た。倭姫宮は参拝者向けのPもなく、人影をみない静寂に包まれておわした。向かいには皇學館大學がある。
 参拝後は古市に向かった。ここも住宅が建ち並ぶ。そして古市参宮街道に出た。外宮から内宮への古道が今も生きていた。東海道中膝栗毛にも登場する歴史の道である。歌舞伎の伊勢音頭恋の寝刃の舞台になった油屋跡は石標のみが建ち昔をしのぶよすがはない。近鉄線をまたぐと麻吉旅館があった。今も営業中という。さらに先には資料館もあった。ここで少しお喋りをさせてもらった。
 資料館を辞して現場へ下った。