リアル会合の再開2022年03月24日

 年に一度の山行委員会の開催はWEBになることも懸念したが無事リアル会合になった。19時ジャストに行くともう満席に近い。レジュメに沿って進行したが、退任、新任の入れ替わりがあった。最高齢は80歳に何何とする。他にリーダーも75歳をオーバーしており若干の入れ替わりがあった。
 山行レベルの低下をさせないためには若い馬力のある人が望ましい。年齢とともにまた経験とともに知見と技術は向上する。但し大きな組織では一度の会合で同じ場所に集うことが難しい。親密な関係を維持するには毎月の会合があると良い。ところが大きい山岳会は集まれないから委員会制にならざるを得ない。
 一堂に会することはその意義は大きい。それではどうするか。山行の中に意識的な教育的要素を入れるしかないだろう。例会で人に会うこと自体が教育なのだが実践を通じて覚え、反省していく。

 それでは教育とは何か。岡潔の名言から

・人は動物だが,単なる動物ではなく,渋柿の台木に甘柿の芽をついだようなもの,つまり動物性の台木に人間性の芽をつぎ木したものといえる。それを芽なら何でもよい,早く育ちさえすればよいと思って育てているのがいまの教育ではあるまいか。ただ,育てるだけなら渋柿の芽になってしまって甘柿の芽の発育はおさえられてしまう。渋柿の芽は甘柿の芽よりずっと早く成育するから,成熟が早くなるということに対してもっと警戒せねばいけない。すべての成熟は早すぎるよりも遅すぎる方がよい。これが教育といううものの根本原則だと思う。

・教育に必要なのは,知識ではなく情緒である。

・苦心を払わせるものを私は情熱といっている。

・ 敬虔ということで気になるのは、最近、「人づくり」という言葉があることである。人の子を育てるのは大自然なのであって、人はその手助けをするにすぎない。「人づくり」などというのは思い上がりもはなはだしいと思う。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
日本で一番美しい山は?
ヒント:芙蓉峰の別名があります。

コメント:

トラックバック