リーダーの覚悟2021年09月18日

「自民党総裁選の共同会見終了。国旗に頭を下げる女性2人。
 自民党総裁選の共同記者会見で最後に女性候補2人は日本国旗に一礼して退場した。他の男性2人はそそくさと退場した。
  この高市早苗候補の姿は日本のリーダーとして命懸けで取り組む覚悟を決めています。
 
 リーダー論で思い出すのは今西錦司『自然学の提唱』の中の話。
以下はあるブログから核心部を引用しました。

 今西錦司博士はその「リーダー論」で、リーダーの条件に次の3つを挙げています。

a. 人間的な魅力

b. 覚悟ができていること

c. 洞察力があること

そして、この条件を兼ね備えた人物として、(その良し悪しはさておき)

古くは釈迦やイエス・キリスト、新しくはナポレオン、ヒトラー、

産業界では松下幸之助、政治界では田中角栄などを挙げています。

印象深かったのは、サルの世界のリーダーの話でした。

大分県の高崎山のサルの集団を長年に亘り調査し続けた今西博士は、サルは秩序ある社会を形成しており、そこにはリーダーが数頭とサブリーダーが数頭存在すること、そしてそのリーダーとサブリーダーには厳然とした序列があることを発見しました。

そして最大の群れのトップのリーダー(”ジュピター”と今西博士が命名)の素晴らしさ!

正月早々感動してしまいました。

このジュピターと名付けられたリーダーは、母ザルが育てきれず放棄した子ザルの子守を自ら引き受け(元祖育メン!?)、犬などの危険な存在が近づくとまず自分が群れを守るために率先して闘い(時には重傷を負い)、不審者、いや不審ザルが群れに近づくと、集団で攻撃するなどせずにリーダー自らがそこへ出向いてトラブルを回避するなど、心優しく、そして勇敢で責任感のある、まさに理想のリーダーそのもの!!

晩年は腰椎マヒで歩行も困難なったジュピターでしたが、人望、いや猿望が並外れていたおかげで大勢の雌ザルたちに守られて大往生を遂げたそうです。

普通はリーダーでも体が弱って群れを守れなくなると、群れを離れて単独生活をするそうですが、仲間をほんとうに大切に守ったリーダーは死に際も立派ですね!

ジュピターの後はナンバー2であるタイタンが、跡目争いもなくリーダーを引き継いだとか。

実に立派です。

今西博士はその勇姿に感動し、高崎山にジュピターの銅像を造ったそうです。

いちばん弱きものに寄り添い、危険に対しては自分が率先して立ち向かい、面倒な状況にも冷静に責任をもって対処する…

これがサルにはできているのですが、人間はどうですか?

「そんなんサルでもできるわ~」という表現、できますか?

いやもう、今の日本の政治界、経済界、教育の世界、どこをとっても「サルよりできてる」といえますか?

まったく恥ずかしい限りです!!!

無責任で自分たちの利益ばかりを優先し弱者を切り捨て、いざという時には自分が真っ先に逃げる…

そんなリーダーの社会はどうなりますか?

今まさに…ですよね。

自分を守ることと良いリーダーを選ぶことは常にイコールなのです。

無関心でいると、近いうちに禍は自分たちに降りかかってきます。

責任はリーダーだけにあるのではない、そのリーダーの存在を認めている者の側にもあるのです。

私はどこか大きな組織のリーダーになるような器ではないし、偉そうなことは言えませんが、少なくとも子どもたちの親であり、次世代に対して責任があります。

ここはひとつ、サルに倣って

人間的魅力

覚悟

洞察力
以上

 高市早苗氏にはこの3条件が備わっていると思います。