川井靖元写真展『岳・信仰・民』2021年06月10日

 ヒマラヤ山脈の名峰の中には、山岳信仰の聖地として地域住民より崇め奉られている山が多い。内陸の高所山岳地域には人を容易に寄せ付けない厳しい険峻(けんしゅん)な高い岩峰があり、強力で敬虔(けいけん)な山岳信仰の場が出来、特異な山岳文化が育まれた。
 さらに歴史的には東西からの宗教布教との融合なども起き、少しずつ進化している。世界最大のヒマラヤ山脈のネパール、中国の国境線を挟んで北側にあるチョモランマ峰、南側にあるマナスル峰、西側にあるカイラス峰。その高所山岳と信仰、地域住民について紹介する展示です。
 川井 靖元 (かわい やすもと)
1937年、東京都千代田区神田生まれ。東京工業大学卒業後、東京ガス入社。
1976年、山岳雑誌『岳人』写真年度賞受賞。以降、山岳写真クラブ代表やクラブツーリズム講師等を経て、2017年より日本山岳写真協会・副会長。個展開催、山岳雑誌、写真雑誌等へは執筆多数。
写真集は『山からのメッセージ』など多数出版。
日本山岳写真協会 評議員・副会長。東京工業大学写真研究部 顧問。
日本山岳会・日本写真協会・山岳写真同人四季・日本中国友好写真協会 会員。

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 6/9、拝見してきました。JACの会員でしたので結構話がはずみ長居させてもらいました。マナスルは名古屋市の中世古直子さんが、世界の女性で初めて登頂した記念碑的な山です。観光登山者の眼差しを超えた佳作ばかりでした。
 登山家の立ち位置で撮影するのと写真家の立ち位置の違いを感じました。テーブルにおいてあったヤマケイ4月号に川合氏の写真が掲載されていたんです。私も独立峰の特集に恵那山と乗鞍岳を書かせてもらったので見覚えのある雑誌だった。そこから山やさん同士の話になり、名刺交換してきました。

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