九州・直方名物「成金饅頭」を受贈2021年05月29日

 午後、突然宅配便が届く。九州福岡県に住む山岳会のI原先輩からだ。開封すると直方銘菓「成金饅頭」が2個入っていた。直径12センチと小さめの皿くらいの大きさはある。
 それにしても何のことか、先輩宅に電話したが不在のようだった。賞味期限は6/3までだ、まあゆっくりいただこう。思い当たるとしたら、S先輩の話を支部報に書いた。その中にI原先輩の文を引用させてもらった。
 思えば彼らは登山を通じて仲良くしていた。水魚の交わりと書いた。S先輩は病気で68歳で亡くなった。早すぎる死だった。I原先輩は死に目にあった。68歳の母堂と言えば90歳を越えていただろう。高齢の母親に死に水を取ってもらいながら死に別れたのである。それがまざまざとよみがえったのか。
 ある高名な作家Fからのはがきのコピーとその著書のコピーの一部も添えられていた。そちらの方の縁だろうか。
 それにしても成金銘菓とは縁起がいい。 
 ググると「明治時代、直方で豆の投機に失敗し処分に困った人がその豆であんを練り饅頭にして売り出しました。
名前は当時の直方が炭鉱の町として知られ、財を成した『成金さん』にちなんだものです。
その後、ネジ梅の焼き印を押して郷土の銘菓となりました。」とさ。
 人間万事塞翁が馬ということか。何が幸いするか分からない。前を向いて生きることよ、と教えている。