銀鼠色の夜空も春隣り 龍太2021年01月25日

伝統の色は
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 銀鼠(ぎんねず)とは、銀色のようなほんのり青みを含んだ明るい灰色のことです。古くは『錫色すずいろ』とも。江戸中期は度々「奢侈禁止令しゃしきんしれい」が発布され、派手な色の着物が禁止されていました。そのため元々は地味な色と考えられていた茶系・鼠系の着物ですが、僅かな色の違いを粋に着こなすことが大流行し、様々な種類の茶色や鼠色が生まれました。いわゆる『四十八茶百鼠しじゅうはっちゃひゃくねずみ』のことです。銀鼠もそんな流行色の一つでした。

 銀鼠は水墨画でいうところの「墨の五彩ごさい」の「淡」にあたります。ちなみに、五彩とは単純に五色の色合いのみ表す言葉ではなく、墨の濃淡により無限の色を表現できるという意味です。

 銀は古くから「しろがね」と呼ばれるように、銀鼠も白系統の色に入ります。
以上

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銭形平次捕物控:131 駕籠の行方 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)

用例:が、駕籠の側に付いていた若い男が、何やら駕籠屋に耳打ちをすると、そのまま駕籠をあげて銀鼠色の夕靄に包まれた暮の街を、ヒタヒタと急ぎます。

・・・珍しい用例です。俳句作品では初見。銀色を帯びた少し明るい灰色。英語ではシルバーグレー。明治時代以前の文学作品には結構つかわれていたみたいです。
 どことなく明るい感じが春も近いぞと思ったのです。