作家の半藤一利さん死去2021年01月15日

https://books.bunshun.jp/articles/-/6040
「追悼 「歴史探偵」半藤一利 読み継いでいきたい昭和史に学ぶ文春文庫厳選13冊」から

 惜しまれつつも90歳で亡くなった半藤一利氏。昭和史の研究家としての硬派なノンフィクションから、洒脱なエッセイそして座談の名手としての対談集など幅広い著作を遺してくれました。作家として、そして社の偉大なる大先輩として、その功績を偲んで文春文庫から厳選13冊をご紹介します。
・・・以上の本以外にも結構買っていました。マスコミに乗りやすいというか、左翼的、反日的発言をすると朝日新聞やNHKが取り上げてくれて有名になったからでしょう。するとますます売れる。売れるから執筆依頼が舞い込む循環があった。
 歴史モノに関しては後講釈なのです。学者というより解釈が時流に受けた。特に昭和史はまだ戦争体験者が存命だった。戦後は転向した学者もいた。食えるようになると説を曲げたのです。
 この点俳句ものは罪がない。漱石の縁者だったらしい。文春退職後老後を書くことで楽しまれたのです。


『漱石俳句を愉しむ』(PHP研究所[PHP新書], 1997年)
『ノモンハンの夏』(文藝春秋, 1998年/文春文庫, 2001年)
『漱石俳句探偵帖』角川選書], 1999年/文春文庫, 2011年)『漱石先生、探偵ぞなもし』PHP文庫、2016
『昭和史 1926-1945』(平凡社, 2004年/平凡社ライブラリー, 2009年)
『昭和史 戦後編 1945-1989』(平凡社, 2006年/平凡社ライブラリー, 2009年)
『其角俳句と江戸の春』(平凡社, 2006年) 『其角と楽しむ江戸俳句』平凡社ライブラリー、2017

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