左門岳で遭難した夫婦の教訓2020年05月30日

 左門岳で遭難した夫婦の報道は一段落したが、今朝の報道は驚くことが多い。他山の石とするべく教訓を思いつく限り列挙してみた。

1つは道迷いで意気消沈せずに焚火で暖をとる知恵があったことである。ということはマッチとか着火剤などを持って居たのだろう。ツエルトの所持は報じられていないからたぶん合羽だけでしのいだのだろう。

2つはヤマップをまだ使いこなせていなかったがちょっとだけアクセスしたお陰でヤマップ側のサーバーにデータが残っていたのだろう。これを探し当てたSEの執念が凄い。

3つは残念なことは銚子滝としっていたかどうか。たぶん知らなかった。紙の地形図も持たずコンパスもなかったのではないか。あれば銚子滝の下流は平流なので危険もなく1~2時間ほどで車道へ出られた。旧板取村の人家へは徒歩2時間はかかるものの捜索は2日早まっただろう。

4つめは過去4日間の天気図を遡ると日本列島の南に前線があり、北からの乾いた冷たい風と南からの温かく湿った空気がぶつかり雨か曇りだったと思われる。これが夫婦の行動をして道迷いに誘ったか。
目の前にどうの天井という存在感のある山が指標になるはずが、霧で見えなかったのだろう。

5つめは登山道が藪で分かりにくければ赤布をつけることが必要だった。地形図やコンパス、スマホのGPS機能が無くてもこれがあれば完全に帰路を確保できた。もっともアナログ的なやり方だが基本ともいえる。