鮎の甘露煮2020年05月23日

 5月も下旬に入ると暑くなってきた。そろそろ衣替えの季節でもある。天気も暑いせいかどんよりと曇る日々が多くなった。街の樹木はすっかり濃い緑になった。山々は新緑から緑に覆われる。初夏の装いである。
 コロナ禍もピークが過ぎた。緊急事態宣言も解除されて自堕落な外出自粛もして居れなくなる。仕事だ、仕事だ、と追いまくられる。日本人にはそれが良く似合う。
 さて、内食も飽きてきたころだが、冷凍庫は買いだめした食品、野菜の切り刻んだ保存品で一杯になってきた。スーパーの店頭には鮎が並び始めたので、冷凍の鮎の在庫一掃を思いついた。冷凍した鮎を自然解凍し、グリルで素焼きする。それを圧力釜に並べて、醤油、砂糖、みりん、酒で造ったたれに浸す。圧力釜で炊き上げる。炊きあがってからも水分飛ばしに炊き続ける。
 そして一晩寝かせた鮎の甘露煮を朝食として食べた。少し砂糖が足りなかったようであっさり炊きあがっている。10匹もあるので味付けは淡白が良いかも知れません。次は砂糖を多めに入れてねっとりした食感にしたい。それでも圧力釜の威力は絶大で骨ごと食べられるのはありがたい。

西三河・お須原山ミニハイキング2020年05月23日

お須原山からの寧比曽岳と筈ヶ岳
 猿投公園を基点のサイクリングは矢作川の一周でポタリング程度で終わったので、マイカーで東萩平町のお須原山+茶臼山にドライブしました。県道11を上流に向かい、月原(わちはら)町へ右折。阿摺川を走ると小町の先でお須原山と笹戸CCの案内板が見える。ヘアピンカーブの連続する山道である。登りきると東萩平という美しい地名の山村に着く。お須原山へは丁寧に案内板が設置されてまようことはない。最後の民家の手前の案内板の前に軽トラが止まっているのでその後ろに止めて歩き出す。時に17時40分である。豊田市の日没は18時55分なので1時間以上はある。
 農道を登ってゆくと道端の花がきれいだ。あれはヒオウギアヤメかな。知らない野草の花がいっぱい咲いている。途中に安産の神様がある。二股を右へ行くと、ものの10分で登山口に着いた。頂上は見えているので急登をこなすと明るい頂上に出る。猿投山その他の展望図もあり楽しめる。隣のこぶには縁結びの神様を祀る神社もあり手を合わす。下ると茶臼山との鞍部になる。
 茶臼山の登山口を探したが見つからず。鞍部から少し戻った辺りのアカヒモかな。しかし、今は18時を回ったので登頂は断念。(若いころに登ったことがある)また最後の民家まで下ると、主人がにこやかに話しかけて来られた。
 この山は住友系の会社の従業員が整備したらしい。会社からは整備費も寄付されたとか。このご主人はゴルフもやるという。笹戸のゴルフ場で住友のえらいさんに会ったことが機縁という。そしてこの村の空き家が目立ち始めた頃、若い夫婦を呼び寄せる運動をして今はほとんど埋まったらしい。一気に人口が増えたとか。そういえば山村には珍しい子供の姿が見える。最初はゴルフ場の従業員かと思ったがこのご主人の顔や話しぶりから農民ではなく、大会社を定年退職した元部長級に思えてきた。百姓がたとえ隣とはいえ、カネとヒマと友人の要るゴルフなんぞ楽しむこともないだろうに。そう思いながら帰名の途に着いた。