花の雨さすらいもせず自粛かな 拙作 ― 2020年04月13日
終日雨模様、深夜にはぼんぼりの灯も消えた。外に出ることもなく、窓から眼下の桜並木を眺める。チャイナウイルスの感染拡大防止のために国県を挙げて外出、通勤すらも自粛中である。特に繁華街、歓楽街はクラスターになりやすいので休業が相次ぎ、人並みが消えた。まずは人に会わないことが肝心の国是。
登山と自然を愛して四季の山歩きをしています。その見聞を綴りました。又、登山や自然に関した俳句、写真、書物、人などのことも折々書いていきます。
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「悪天候は人を死地に追い込むためにあるのではないということである。厳冬1月も寒冷さ、風雪の狂う高所では、人の生存を拒否しているようであるがそこへ登ろうとするものは、それがどのようなものかは、すでに分かっているはずである。また、それに立ち向かう自由と、さける自由は登山者自身に許されている」
「その五体を安全に守ってくれるのが、山の常識であり、山の技術である。知識だけではなく、ことにのぞんで反射的に行使されるまでに身についていなくてはならない。それは何も高度な技術を要求していない。要するに山での危険というものは、山にあるのではなくて登山者自身にのうちにある、ということを、はっきり知っておくことである。」
東海銀行山岳部「さすらい」2号(昭和38年)の寄稿から
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