木の葉散る濁世を脱くるごとくなり 村越化石2019年12月25日

 新聞でもネットでも政治家のスキャンダルが絶えない。今朝は自民党・秋元司議員の記事、先だっては立民・初鹿明博議員の性暴力を原因とした責任で離党と相変わらずのカネと女にまつわる汚い話。
 ネットでは来春の習金平主席の国賓としての来日問題が沸騰中である。現代中国は今、日本の戦国時代と同じ様相であり、どうやら習主席が暴君よろしく君臨している。ネットで伝えられる話は人権侵害が著しくひどい。香港しかり、ウイグルしかりだ。邦人の拉致、大気汚染など。豚コレラも蔓延中で国内すら平定できないまま、外国に手を出すわけだ。
 漢民族にまつろわぬ民族は虐殺の限りを尽くす。文化の違う民族を統治するのは容易ではない。その点は英国の狡猾な植民地支配に学べばよいが、中国は「一つの中国」を掲げて焦っているのか。前のめりな中国共産党支配は自縄自縛である。
 さて標記の俳句はハンセン病の俳人だった人。盲目だったはずだが木の葉散るのは音で分かったのだろうか。点字かTVの音声で聞く社会の様相は濁世と見ているところへ木の葉が散るのはまさに事件が終局に向かうとの見方である。
 実際枯れ葉がいつまでも木にしがみついて居っては次世代の芽が出てこれない。木の葉が散るごとく法の裁きを受けて議員辞職をしていただくことが世の中の自然というものだ。この句では木の葉散るに主題がある。