研修:任意後見契約と遺言書のロールプレイを学ぶ2019年12月23日

 18時から愛知会にて中央支部の研修があるので新栄駅に向かう。結構多くの受講生が来ていた。開講後もバタバタと入ってこられた。空席がほぼ埋まったから重要な研修と見られたのだ。
 講師はコスモスS/CからH支部長とN顧問の2名。成年後見制度に実務と理論で精通する方たちであり、愛知会の草分け的な指導者でもある。一応簡単なテキストで一通りの流れをおさらい。
 休憩後にロールプレイに入る。各テーブル数名が相談員と相談者に分かれて向かい合った形で配布された事例に対して提案する。より実践的に知識が試される。法的サービスを利用しないと困惑する立場の人の環境が出題される。賃貸に回している不動産を持って居る人の対応策を尋ねる問題だった。
 その後に講師による解説が発表される。当方はまあ概ね回答できていたと思われる。テーブルで同席した人の回答の中に一般社団法人をかませる案が提示された。一般的には任意後見契約か家族信託である。
 研修後は会場を移して懇親会兼忘年会になった。枝豆、野菜の盛り合わせ、刺身、しゃぶしゃぶ、鳥肉の煮込み、などの御馳走が出た。当方は焼酎のお湯割りで行く。
 名刺交換すると司法書士を兼業する人であったから一般社団法人を持ってきた考えもなるほどと思った。また、ロールプレイでは出なかった回答には売却という案もあったがその場では出なかった。認知症になる前に不動産のような厄介な資産にかかる事業は売却がもっともリアルかと思われる。
 また例題の設定では60歳で妻、子なし、遠方に住む妹の支援を望むこと、妹の子に遺贈の手続きはしてある。この出題の回答に別の人は結婚という回答もあった。出題者はこの男性は持病があると明かした。それを知ると空想的だが結婚も回答にあってよい。初婚か再婚かは不明だが希望は捨ててはなるまい。
 最近、婚活を事業化する一般社団法人設立の相談を受けたことがあった。若い事業家である。検索してみると、確かにある。現代は非婚の時代が背景にあるからだろう。未婚というのは結婚が当たり前ということを前提にしているが非婚は人生のイベントから外れている。婚活の指導で稼ぐ事業である。いろいろあるものである。
 懇親会ではそんな雑談で盛り上がった。お開きで時計を見ると23時を回っている。急いで帰宅しなきゃ。