山歩き講座2019年09月08日

 朝10時から11時30分まで天白生涯学習センターで「山歩き講座」を開講しました。拙いながら講師役を務めさせていただきました。受講生は当初10名と聞いていたのですがキャンセルがあって4名に減りました。しかし少ない分距離感が縮まり親しく接することができました。
 石川館長の開講のあいさつで始まった。登山やハイキングの経験者は1名もなく、約1時間はレジュメに沿って机上学習で登山の注意事項を中心にレクチュアーしました。
1 登山計画書の作成、
2 ガイドブックの活用、
3 自分に合った山の見つけ方、
4 ネットからの地形図のプリントアウトの活用でした。
 装備類は登山計画書の作成の過程で必然的に覚えるし、登山用具店でも知る機会があろうかと簡単に済ませました。
 特に山岳遭難では道迷いが増えていることを警告的に主張して置きました。統計で転落、滑落とあっても道に迷った結果、未整備な尾根や谷を歩くことで転落することがあるのでまずは迷わないことに重点を置きました。迷わないためには地形図を使い倒すことしかない。自分が今どこに居るのか。
 1時間の机上学習後は生涯センターの裏の里山、四等三角点60.1mの埋まる「島田」山へガイド登山しました。全員に地形図のプリント、私はコンパスを持って、地形図とコンパスの使い方を話しました。
 太いクヌギも森林文化史的にみれば、里山として利用されなくなった結果大木になったこと。限界を越えると幹に空洞ができて倒木するのであちこちに間引きされたクヌギの薪を見ました。この樹種が薪やシイタケの原木に利用されてきたわけです。
 島田山は落葉樹と常緑樹の混交林です。中山神社のコブは全域常緑樹で覆われていて、絶えず人間の干渉を受ける里山と伐採や採集から守られる鎮守の森の植生の違いも示しました。
 2.5万図の地形図には10m以内の地形の変化は表現されず、結果絶対的ではないことと、水のない浅い谷の地形を指しながら地図の見方を教えました。やがて平らな山頂に達すると三角点についてのレクチャーを始めました。曰く地形図を作成する基準となる重要な標石と。一等から三等は戦前の内に五万図を作成するための測量の基準として、2.5万図は写真測量でつくられ、四等は戦後に埋設されたもの。等々。
 一旦等高線1つ分下って何もないコブも地形図と比較しながらこうやって表現される旨話した。地形図の枝道の二又の表現で右折して生涯センターに戻るとちょうど11時30分になった。30分のミニガイドはおおむね好評のうちに下山しました。緑陰講座にもなりました。
 最後に石川館長のあいさつで締めた。

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