下北半島・吹越烏帽子を歩く2019年05月03日

 道の駅「よこはま」は人気のエリアだった。ほとんどびっしり車で埋まり、みなさん車中泊組だっただろう。道の駅の混み具合は人気の差か。
 今日も夜明けとともに起きた。トイレで洗顔、歯磨き、その後の朝食を手早く済ませる。スマホに山名を入力してドライブを開始。R279からすぐに農道に左折。ナビに従うとまた失敗した。
 山頂の真西になる林道の入り口は閉鎖されている。しかし、そこに登山口の表示はない。おかしいので先まではしるがそれらしいものはない。農道の分岐まで戻り、山そのものを見て走った。吹越烏帽子の南西方向まで走った。登るより下ってしまうので怪しいと思いながらも行くと、やっと登山口の標柱が立っていた。やれやれである。
 クルマを止めて歩き出す。松林の平坦な中の山道を歩くと小沢を渡り、段々高度を上げてゆく。松林から小さな尾根になると展望も開けてきた。
 南には六ケ所村の原発と風力発電所がたくさん並ぶ。そういえば青森県は風が強い。そのせいであちこちで風力発電所が建っている。
 登山口から約1時間で登頂だ。周囲は360度の大展望である。わずかに508mの低山でも周囲に高い山がないので見晴らしは抜群である。感動させたのは南西に見える八甲田山であった。その山の広大さは堂々としている。東海地方の山域をコンパクトにするとこんな形になるか。乗鞍岳は八甲田山とし、岩木山は御嶽山とみえる。
 青森県はまるで箱庭的なコンパクトな美しさがある。2つの半島に取り囲まれたむつ湾、それぞれの半島の山々、南半分は山岳地帯、その水源の恵みを受けて広がる津軽平野。司馬遼太郎は人気の『街道をゆく』のシリーズで青森県をして、「北のまほろば」と名付けた。実にその通りだ。うまいキャッチだ。そう見えるし大げさではない。縄文時代から今日まで曲折はあるが、山海の珍味に恵まれてきた。
 登山はあっという間に終わった。下山後は下北半島の最高峰の釜臥山にドライブ登山を企てたが道路は途中まででしか行けなかった。恐山まで下りて上辺だけ見てきた。大湊市では溜まった汚れ物をコインランドリーで洗った。1週間もの着替えはちょっとある。後3日も旅を続けるし、都市部は今日だけだった。買い物を済ませると後は八甲田山ロープウェイ駅まで向かう。
 R279から下北縦貫道に入り、野辺地でR4に出る。七戸の道の駅は満杯だ。ここも東北新幹線の駅があるからだろう。R4からR394へ右折。八幡岳の南麓を通る。登山口から少し入ったがまだ融雪が進んでいなかった。
 R394から八甲田山の一角に入る。広大な火山性高原台地を快適に走った。右折して八甲田温泉を経てR103に入る。ロープウェイ駅のPに着いた。今夜はここで車中泊とした。トイレが駅舎内にしかないのが不便であり、水も使えない。そのためか、車中泊する車は数台もない。