雪とくる音絶え星座あがりけり 前田普羅2019年04月17日

 句集「飛騨紬」から
 日照時間が長くなると雪解けの春である。日中は気温が上がって解けた雪が音を立てて流れていたが夕方以降、気温がぐっと下がって再び凍結する。気温は上がりにくいが下がりやすい。すると音もしなくなるし、暗くなって天には星座が見える、というのである。
 立春以降、降雪と融雪を繰り返しながら路上の雪も消えてゆく。夜、スキーに行って車中泊などして外に出た際に夜空を見上げると物知りがあれはオリオンだなどというのでつられて見上げる。足元は凍結して滑りやすい。なんてことがある。昼間に雪解け水が路面を濡らしていたのである。

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