猿投山彷徨2018年12月16日

 昨年5月16日に猿投山の瀬戸市側にマイカーを止めたまま行方不明になったAさんの消息は未だ分からない。仕事も雑用も一段落した15日には久々に猿投山の北麓を歩いてみた。
 8時に猿投駅でYさんを拾い、雲興寺でKさんと落ち合った。9時30分過ぎに窯跡を出発。Aさんの情報を求める看板は今も風化しつつも残されていた。
 左手の尾根に取り付く。どんどん登ってしまうので少し戻って平らな地形の尾根をかすかな踏み跡をたどって東側の谷に乗り越してみた。明瞭ではないが山仕事様の道形が残る。Aさんはこんな道を見出しては変化を楽しんでいたのではないか、との思いである。
 しばらくは谷沿いの林道を歩いた。地形図で目星を付けておいた谷に入った。猿投山の北尾根が脊梁のように支尾根を広げる。中でも530m付近から東に伸びる尾根はいくつもの谷を抱える。北の谷は西へ南へと長い。ここをまずはたどって見た。歩いた感じでは赤テープが残っているのでもの好きがバリで歩いたのであろう。充分に登路に使える谷で危険な個所はないまま源流に突き上げた。そのまま尾根を下ってもよかった。そこには赤と黄のテープがあったからだ。一旦北尾根に出てみたが北風の寒さに閉口して支尾根に戻った。そして破線路の林道がかぎ型に曲がる所へすとんと下った。浅い谷が小滝になっているので、スリングを足して確保した。今日の捜索は空振りに終わった。せめて靴とか、着衣の端きれでも見つからないか、との期待も空しく帰路についた。
 この破線路の詰まる谷が残った。地形図で見る以上に高度感があって深い谷である。また来てみようか。
 瀬戸市に住むKさんとはここで別れた。まだ日が高いのでYさんを猿投温泉に誘った。つい先日もらったばかりの無料入浴券2枚を使わせてもらった。温泉は温まる。猿投駅まで送って久々の三河路を走った。