関市へ仕事探しの旅2018年09月07日

 6日の午前中は朝早く、病院で半年に1回の検診を行った。血液検査から得られるデータは上限下限の範囲に入り、3月より好転した。まあ病気ではない、また病気になる徴候もないのだろう。一安心した。大病院での検診は半日仕事である。
 午後は岐阜県の関信金本店で行われるシニア人材交流会に向かった。1社だけだったが能力を発揮できそうな予感がしたので応募しておいた。最終の時間にセットされたが、午後1時30分に地道をドライブ。着いたら何と4時だった。平日でR41は渋滞が激しかった。
 R41から旧R248を経由し、関市内に入ると迷走したが、7/14に災害ボランティアで来た際の市役所のビルがランドマークになった。あの時は早朝で渋滞もなくスムーズに1時間程度で来れたが、今日は2時間半もかかった。
 関信金本店内で時間まで40分ほど待機。中濃地域の建設業の幹部と面談すること25分。余りにも短い。それでも予め経営課題のポイントから読み込んでおいた語彙を発して反応を見るとほとんど的確に返ってきた。打つ手は打っているし、やることはやっている。不作為はなさそうだ。
 何が問題なのか、結局は人事面の充実と直感した。つまりハードもソフトも一応は体制ができている。経営者の判断1つである。経験的に社員はみな面従腹背である。社員は会社のどこを見ているのか。
・倒産の恐れがない経営をする・・・社員が住宅ローンを組む際に見られるのは社員の信用(積立貯金、定期預金などの実績の有無)もさることながら、勤務先の信用である。
・能力主義、成果主義は後進を育てないで、自分の手柄をアピールするから日本には根付かない。中小企業には特に情実が必要である。
・地域で1番の企業にする目標の明確化が必須だろう。ライバルを意識して仕事のモチベーションを高める。
・対外的な仕事をする立場の社員には権限を付与する。銀行員でよく支店長代理という肩書きの名刺をいただくことがある。支店長ではないが、対外的に同等の権限を与えられているとのイメージである。すると、社員は会社に不利益になる判断はしないものである。
 システムもハードも大切だがそこに魂を吹き込むのは人間である。知識、技術だけではない人間力が問われている。
 面談の際には思い出せなかったが、トヨタの河合満氏は中卒の現場一筋であるが若手育成を見込まれて、豊田章男社長に専務そして副社長抜擢された。あの学歴偏重社会(名大閥)のトヨタにあってこの人事はサプライズであった。
 この2年間、面談会で10社以上対話してきたが、企業は人なり、ということを今ほど強く思ったことはない。中小企業も人を育てる視点が必須である。定年後の安い人材発掘というのならこの面談会は成功しないだろう。
 終了後は17時30分になった。夕飯には早いが、関の名物と言われるうなぎの名店に寄って食した。平日の早めの時刻でも6分の入りであるから人気店であろう。名古屋にも数多有るのにここまで来る人もいるらしい。
 何であれ商売もここまで成功したら面白い。遠くても足を運んでくれる行政書士事務所にしたいものである。

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