高須清光写真展ーフォトスケッチ天白川⑫に行く2018年05月15日

 事務所へ行く前に、古書店に句集を見に行くが売り切れていた。もう1つ別の書店に回ったが在庫がない。刈谷まで行くか。
 古書店から地下鉄で事務所へ直行。会計シフト入力などを済ます。ネット関係のチエックもした。

 16時過ぎ、上前津のワキタギャラリーに行く。表題の写真展を見に行った。私が住む天白川の自然を中心に一こまを写し取った。俳句的な要素の描き方に共感。そのうちの1枚は近くの河川敷の草を刈はらったばかりを撮影。向こうにはわがマンションも写っていた。河川敷は今はきれいな草地を回復した。これから草茫々になってゆくのだろう。
 日本人が勤勉なのはこの自然の豊かさと言った人がいた。うかうかしていると田畑は草茫々になるから草取りをしっかりやらねばならない。草に負けて米や野菜は育たなくなる。山村の廃田を見ると1年であっという間に芒が占める。自然の回復力は恐ろしいほどである。
 高須氏の写真展は以前にも見に行ったことがある。その際、『ちょっと気になる風景』ー天白川撮り歩きーを恵贈された。帯封に写真の対象は身近にある、とあった。その通りです。ある俳人も足もとを詠め、と指導した。フォーカスが深まるのである。見ているのに見ていない。凝視することの大切さ。切り取る構図やアングルだけではないのだ。
 テーブルの写真集をめくっていたら故東松照明(1930~2012)さんを偲ぶ写真が何枚かあった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%9D%BE%E7%85%A7%E6%98%8E
 東松さんは目標になる写真家なのだ。それを聞くと、東松氏の足もとにも及ばないと謙遜された。モノを凝視するという点で高須氏も並の写真家ではないと思われた。2012年刊。文庫本サイズのカラー写真満載。後記を読むと1945年生れで西尾市出身。(あの有名な高須克弥氏と同じ出身地、姓名と生年。偶然か)写真展は5/16(~16:30)まで。

 ワキタを出てからはまた古書店を2軒めぐったが得るモノはなし。但し、『ぎふ百山』の正続で7500円という売り物があった。出版されて久しいがまだ結構な値段が付いている。上前津からはバスで栄へ。
   初夏や市バスに乗れば冷房す

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