猿投山~東尾根から武田道へ2018年03月04日

 マンションの窓から眺める猿投山は山霞でまったく見えなかった。ちょっと行く気が失せるが、健康維持にためと言い聞かせて、朝7時20分出発。コンビニで昼食やドリンクを買う。猿投神社の駐車場は7時50分でも満杯だ。道路に面したところへ止めた。
 朝8時、猿投神社登山口の駐車場を出発。車道を若干歩いて猿投川の支流にかかる橋を渡って右折。しばらくで左の尾根へと導く目印を見て一歩を踏み出す。尾根は277mへ登り、小さなアップダウンをくりかえす。途中、春の鳥が盛んに鳴いた林があった。暖かいので鳥も勘違いしただろう。植生は若い桧の植林に下生えの照葉樹林が混じる。尾根は猿投川の左岸に沿いながら徐々に高度をあげる。
 トレランの人らが結構すれ違う。ブームなんだろう。不意に近づくと驚くことがある。出来れば走らないで欲しいものだ。
 360m付近で一旦車道に出てすぐにまた尾根に戻る。傾斜がきつくなり山道は左右に分かれる。左は東宮へ、右は最高点の直下で550mの等高線を巻くように続いている。最高点の北東尾根に達した。左右に赤い印があるが左折する。右折すると北東尾根を北一色へ下る。やがて三叉路に着く。北一色への標識が立つ。左折するとまもなくで最高点632mだった。10時30分だった。良い道が下っていくので見てみると屋根が見えたので東の宮であろう。最高点からはもう1つ赤テープの踏み跡があった。これは藪がからみ行き先は不明であるが550m付近の巻道に合うだろう。
 最高点を踏んで三叉路に戻り左折。下ると東海自然歩道に出た。一等三角点の山頂へ向かった。11時登頂。山は霞んで遠くは見えない。山頂はいつもの大勢のハイカーでにぎわっていた。小休止の後、「水」南沢へ5分の標識に従い下ってみた。確かに大岩から湧水があった。そこからの山道は沢で荒れていたが下流で右岸の良い道があった。モトクロスバイクのタイヤ痕があった。荒れ気味の山道をどんどん下って林道に着いた。林道からさらに広沢川の源流に沿う崩壊した林道に合流。血洗いの滝などを眺めながら三叉路に着いた。ここでもまだ11時45分。
 車道を登りながら西の宮の前を通る。今日は参拝をパス。少し登って武田道につながる山道を登った。風化花崗岩の道は崩れ気味である。一旦車道に降りてすぐに登り返す。ここからはほぼ1本道になる。たまたま同じ道を歩いていた人が精通者で情報を教えてくれて城ヶ峰展望台を経て駐車場のすぐ近くの車道に下れた。東尾根の入り口もすぐで周回したことになった。14時過ぎにクルマに戻った。いい汗をかいた。花は東尾根で咲きかけの椿を一か所みただけ、武田道では蝶々を見た。早春の猿投山であった。