第20回名古屋モーターショーへ行く2017年11月24日

 朝、マイカーに自転車を積んで名古屋モーターショーの会場・ポートメッセなごや (名古屋市国際展示場)へ行く。以前に稲永まで自転車でポタリングしたが、交通量の多さ、信号の多さで疲れた。稲永までマイカーで行き、ポートメッセまでポタリングと計画したが、距離が少ない。荒子川公園からの距離は9.3kmと出たので荒子川公園のPに駐車した。
 Pは午前中ながら数台は空きがあった。早速、走りだす。稲永までは既視感があるのは当然だ。稲永からは企業の配送センター、倉庫、工場がならぶ。ほぼ一直線の道を走るとやがてポートメッセに着く。マイカー組はPに入るため行列中だった。自転車を適当な場所に固定。入り口まで行くとチケット売り場も行列だった。
 当方は前売り券ですいすい入場、まずはマツダのブースへ。目当ては12月中旬発売の新型CX-8に注目。幅1840、長さ4900とあってかなり大きいという印象である。運転席、後席、3列目にも試乗させてもらった。運転席は深深として、前方視界が悪い。フロントを見下ろす感じがなく、前方のみ視界が広がり、車両感覚がつかみにくかった。特に左側の死角はハイウェイ走行以外は気になる。着座ポイントをかなり高くしないと解消しないだろう。ここがどう評価するか。タイトなカーブの山道走行は厳しい。左側が絶壁の道も怖い気がした。
 次は三菱車のブースだ。D-5に試乗してみた。幅1795、最小回転半径5.6mはCX-8より20センチ短いから扱いやすい。アイポイントが高く死角は気にならない。外から見て肩から腕が15センチ見えるか隠れるかで死角は改善される。アウトランダ―と姉妹車も良い。
 スバルのブースではレヴォーグに試乗してみたが、これはかなり良いデザインであった。SUVの先進的なメーカーと思わざるを得ない。但し、ガソリン車しかない。
 ディーゼルはD-5,CX-8がラインアップするのみ。
 日産のブースは見るべきクルマがなかった。エクストレイルは旧型はあったディーゼルを排してハイブリッド化してしまった。丸いデザインは大きな車体を小さく見せるから扱いが厄介である。
 鈴木のブースの参考出品車のクロスビーは1000ccながら楽しいクルマのようだ。長距離走行をやらなければこれで十分だろう。トヨタ、ホンダ、ダイハツとも見るべきクルマはない。
 それにしても日本人はクルマが大好きなんだ。連休の谷間でも皆さん休暇をとって車を見に来たんだろう。だから1億人余の市場なのにトヨタ、日産、ホンダ、スバル、マツダ、三菱、ダイハツ、鈴木などが相当な売上を確保している不思議。
 3号館に移動。愛工大のブースに置かれていた初代カローラを見て懐かしかった。日産サニーの1000ccに比べて、プラス100CCの余裕とか日本のハイコンパクトカーとかいう宣伝を思い出す。他の見学者とともにこんなに小さかったかなあ、と話した。シンプルな運転席にも目を見張った。
 2号館はヨーロッパ車専門のブースだった。どの車も一回り大きい。そんな中でルノーはかなり日本車にちかくコンパクトであった。それを係員に話したら日産と組んでいるから最近のルノーはクルマ作りがうまくなりました、という。車台を共通に使用しているのかも知れません。ルノーは倒産しかかっていたところをゴーン社長が乗りこんで再建している。日産も同じだった。ゴーン社長のすご腕というべき経営術を尊敬したい。約3時間見て回って退場した。また自転車をこいで荒子川公園に戻った。