朝のポタリング2017年05月30日

日進市の天白川支流の野方川合流地点付近の水田
 今朝も5時過ぎに目が覚めた。老齢の域に達すると目覚めが早いとはいうがこのまままどろむにはもったいないので5時30分過ぎに自転車で天白川沿いに走った。
 サイクリングロードを名二環の橋の下をくぐると対岸から日進市になる。平針周辺の住民がウォーキングしたり、ジョギングしたり、中には鉄亜鈴を持ちながら歩く人もいた。県道を渡って天白川右岸の道に入ると都会から一気に田舎になった。砂利道を走りながら川を覗くと大きな鯉が泳いでいるのが見えた。R153を横断する。この時間帯は閑散としている。
 砂利道をギアを切り上げて軽快に走る。今日は梅森町で引き返した。標高29mからR153に出て、交差点のデニーズで朝定を食べてコーヒーを飲む。無料の新聞を読みながらゆっくりする。玄関の真上には燕が営巣中で雛が2羽か3羽顔を出している。糞が落ちてくるから注意してとの注意書きがあった。いつ巣立つだろうか。
 県道から梅ヶ丘に曲がり、田園地帯を走る。不思議にも道路より一段高い水田に満々と水が湛えられている。よく見ると田の端に水道管が突き出ている。農家のおじさんに聞いてみた。
 「この辺りの田んぼってみな愛知用水から引いているんですか」と「ああそうだ」と。つまり天白川でありながら利水は木曽川水系なのである。そうか、日進市や平針周辺にはため池がとても多い。今は埋めてて住宅地などになって減っている。赤池も近年埋め立てられた。その代わりに東郷町にある愛知用水の調整池の愛知池から引いているのだろう。この庭園のような美しい水田も英知の賜物である。
 引き返した地点には廃田も見られた。ため池は埋まり、田は耕作地ではなくなった。10年に1度の大雨でも降ると水を受け止めることができなくなって一気に天白川に流入する。それが原因かどうかは断定できないが野並水害の遠因になっているのだろう。
 水田は広域ダムの機能も果たしている。日進農協のお米をせっせと買ってあげようと思う。勤務先の上司は日進農協でよく買っていた。あれはあれで大いに意味があったのだと思う。日進市産米を消費することで耕作を支え、田んぼを保全することで天白川下流域の水害を防止する。木曽川の水で育った米なら多分美味いだろう。

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