天白川を走る2017年05月11日

堤防上で警戒心を示すケリ
 今朝も6時半頃から天白川に沿って自転車で走った。いつも書くように名二環の下をくぐり、名古屋市から日進市に入ると、がらりと田園風景に変わる。天白川の左岸を走るとまもなく河川敷の樹木に白い花を見ます。
 検索で調べると、どうやらニセアカシアのようです。ハリエンジュともいう。よく知られる流行歌のアカシアはこれだとか。そもそもアカシアの名前で輸入しておいて後でニセアカシアはないでしょうに。石原裕次郎の「赤いハンカチ」は冒頭からこの花が唄われる。「大連の街から」でも城之内早苗が朗々と唄う。行ってみたいような郷愁を誘う。みなニセアカシアという。
 はちみつも採集される。私が安い時に買い置きしてあるはちみつはハンガリー産アカシア、ヒマラヤンアカシア、イタリア産アカシアはちみつとか書いてある。これもニセアカシアだとか。
 河川敷内の樹木では28%も占めるとか(富士川)。再生力の強い樹木という。公害にも強いので街路樹にされるわけである。
 名古屋市から連続性のあった自転車道もここでいったん途切れる。平針から梅森に行く道路を横切ると、再び車と合わない細道になる。
 ある橋の下には住民が小屋掛けしていた。名古屋市では撤去されたはずがまだここでは残っている。自宅近くのため池の畔に8年間も小屋掛けしていて発見され、保護されたことがあった。某区で時計屋を営んでいた人だったが人間不信から独居になったという。山奥の登山口に近い里にも一軒だけの山家を見ることがある。村八分にされたのではなく、人間不信ということらしい。そんな人もいるのである。
 砂利道もある。どんどん遡る。R153をくぐると緑豊かな田園風景が広がる。学校や住宅地も抜けて市道を横切ると実に素晴らしい風景が広がった。土手の草地にはキンポウゲ科の黄金色によく似た花が咲いていた。
 これもググってみると、オオキンケイギク(大金鶏菊)という侵略的外来種ワースト100に選定された花だった。長野県大平宿でオオハンゴンソウの繁殖を見たがこれも特定外来種に指定されている。これら外来種は日本の生態を乱す。自宅近くの河川敷でもすべて外来種の花で占められている。美しいが栽培は禁止されている。在来種を追いやるからだという。
 植物だけではない。外国人の処遇は本当に難しい。日本においては特に在日韓国朝鮮人は国会議員、芸能、スポーツ、メディア、実業、司法の分野で日本人の社会を脅かす存在に育ってきた。法律の穴を突いて巧みに侵略してきている。特別扱いを禁止する時期にきている。
 日本の美しい田園風景を見た外国人がこれは日本庭園だと激賞したらしい。ブルーノタウトだろうか。『日本美の再発見』にはその記述はないので別人だろう。前方に高い建物がないため空が広々している。今は苗田、代田、これからは田植えの後、植田、青田、稲田と変遷してゆく。
 堤防の細道は一方通行の車道なので自転車専用ではない。たまに軽自動車が追い越して行く。折戸川が落ち合う。岩崎川が落ち合う。高い山はないが、支流も結構多いと気付いた。日進市役所付近で引き返した。右岸側に渡り、堤防道路を辿りながら流す。下り気味なので楽だ。岩崎川を少しばかり遡って橋で右岸に渡り、下ると天白川に戻る。
 市道を渡り、農道を走ると前方に変わった鳥を見た。これもググってみて分かった。ケリ、という名前だった。カメラを出して撮影準備中に田んぼへ飛んで行った。と思ったら川の方へ飛び去り、また堤防へ戻って来た。同じ位置である。ははん、この付近に営巣地があるのだろう。2羽の番であろう。何とか撮影に成功した。
 鳴き声はケリッ、と泣いたのかもう忘れた。鳥の名前は難しいが判明し、ケリが付いた所で終わる。