新年会2017年01月21日

 1月21日はいくつもの新年会が重なるのはやむを得ない。その中で山岳会は30年近く続けてきたから最優先することになる。しかも年頭から続いた新年会もほぼ終わる。後は同窓会とか個人的なカテゴリーに関係するものはある。小正月も過ぎれば世間はそろそろ動き出すからだ。
 今年は山岳会ルームに隣接する高砂殿が解体した結果、ウイル愛知に変更された。ちょっと不便になった。16時30分過ぎに会場入りするが何となく手狭な感じがする。セミナールームだから縦型の間取りになりやむなしだ。
 高橋支部長の挨拶に始まった。支部長としては48歳とかなり若い。いやかつてはみんな若かったのだ。若い会員の入会がないので年々平均年齢が上がり、今や70歳代になった。ここからどうやってかつての勢いを取り戻すかは彼の手腕にかかっている。
 続いて毎年、外部から講師を招いての講演になった。今年はNHK山岳班指導員、関裕一氏。明治大学山岳部コーチとして活躍中とのこと。テーマは「山岳番組の舞台裏」であった。これまでの映像のさわりを挿入しながらあっと言う間に終わった。
 山岳番組は視聴率がとれるそうだ。それは以前にも同じNHKから招いた講師も言っていた。あれは田部井さんの番組だったが滅多にない再放送の要望が非常に多かったことを聞いた。根強いファンがいるのである。日本百名山をTVで放映してブームにしたのもNHKであった。最近ではデナリ(マッキンリー)からの大滑降とか、大岩壁の登攀が好評という。非日常の世界を茶の間で味わうことが好きなのだろう。
 歴史番組はドラマであれ、ドキュメントであれ、バイアスが入るから山岳を舞台にした番組はリアルで迫力に富むところが人気を呼ぶ。
 但し、単なる事実だけではだめで、最近は高性能なカメラ機材を活用したり、ドローンも使って人間の視点では得られないアングルからの映像も使われる。中々に苦労の多い舞台裏を見せてもらった。
 その後は懇親会で旧知の友人らとの話に花を咲かせた。