2月10日とは?2016年02月10日

 2月10日は何の記念日だったのか、ふと思う。7日は北方領土の日だった。そこで思い出したのは、北海道の名付け親として知られる松浦武四郎の死去した日だった。明治21(1888)年2月10日に亡くなった。晩年は大台ケ原の開拓に力を入れた。

 ググると、簿記の日もヒットした。
 以下は全国経理教育協会のHPからコピペした。

「簿記の日
簿記の原点である福沢諭吉の訳本 「帳合之法」の序文が1873年(明治6年)の2月10日に草されたことにちなみ、本協会が制定しました。
「帳合之法」とは
福澤諭吉により慶応義塾出版局から明治6年に『帳合之法 初編』2冊、翌年『帳合之法 二編』が2冊出版され、計4冊からなるわが国において最初の西洋式簿記書の訳本です。

「帳合之法」の原書は1871年アメリカ商業学校の先生ブライアントとスタラットンが書いた学校用『ブックキーピング』(Bryant and Stratton, Common School,Book-keeping) を翻訳したもので、まだ「簿記」という訳語がなく、わが国の商店などに用いられていた「帳合」の語を以てこれに当てたとされています。『帳合之法 初編』の2冊には単式簿記、『帳合之法 二編』の2冊には複式簿記が説明されており、福澤諭吉が日本に初めて複式簿記を紹介した書物です。」

 簿記は行政書士の資格で会計事務を専門とする私にとって、基本の基本になる知識と技術である。行政書士法には、伝統的な許認可のみならず、権利義務の書類作成とともに事実証明の書類作成、すなわち会計の職務も法定化された。本職であり、一生の仕事になった。
 名前は忘れたが、このような任意団体の通信教育で簿記を学び、協会内部の検定資格を得た。その後、日本商工会議所の簿記検定2級を取得、翌年には全国商業高校の簿記検定1級を取得した。理論だけから、実務の修業になった。もう40年以上も貸方借方の世界になじんだ。
 ペンとインクとソロバンで、仕訳帳から元帳に転記し、試算表を作成するが一発では合わない。合ったときは嬉しい。まことに、帳合の法とはよく言ったものだ。あれから、ペンと紙の帳簿、ソロバンはパソコンと会計ソフトを使った方式に変わった。試算表は簡単に作成できるようになった。消費税が加わり、大きな変化を遂げた。
 時代が変わっても変わらないものは、経営者の判断力の重要性だろう。正しい計算よりも正しい判断が必要なことは、いつの時代でも変わらざる真理であろう。