段戸裏谷の梅雨空2015年06月24日

段戸湖の夏や胸まで浸かる釣り

活き活きと原始の森や梅雨の山

万緑や伽藍堂なる原始林

夏蝶と戯れてゐる義手の人

登山道間違えてすぐ引き返す

  段戸の原生林を伐採植林するために木地師が
  移入した村・西川の山村を訪ねて

西川に青田棚田となりにけり

  裏谷の五六橋はここに移り住んだ木地師・大蔵磯
  次郎が命名した話など。ここの製品でも漆塗りには
  南木曽町に運んだという。そこから大蔵姓の話にも
  話が弾んだ。

草刈の媼に昔話聞く

特大の蚊取線香に火を点けて

  お爺さんが作ったという欅の大木を削りだした
  お盆を見せてもらう。酒が飲みたくなるとこれを
  持って里に下りて飲んできたという。

大欅の木地製品や夏の谷