黒法師岳で行方不明?2014年05月06日

WEB版静岡新聞から

黒法師岳で遭難か 天竜署など捜索
(2014/5/ 6 07:52)
浜松市天竜区水窪町の黒法師岳(2067メートル)などに登山に出掛けた愛知県新城市の男性会社役員(45)が帰宅しないと4日午後、同居する母親(68)が天竜署に届けた。同署や市消防局などが5日朝から捜索したが、悪天候のため同日午後2時ごろ打ち切った。
 同署によると、男性が自宅に置いていった登山計画書では、同町の黒法師岳と丸盆岳(2066メートル)を登山するルート。男性は4日早朝に1人で入山し、同日午前11時ごろ、携帯電話で母親に「黒法師岳の山頂に着いた。これから丸盆岳に登ってから帰る」と報告したが、その後は連絡がついていないという。林道で男性の車や自転車が見つかった。
 同署などは6日朝から捜索を再開する。

以上

 国地院の地形図は

 <iframe width=500 height=400 frameborder=0 scrolling="no" marginheight=0 marginwidth=0 src="http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/?lat=35.205943&lon=138.021786&z=15&did=std&ifr=1&fsc=1&sca=0&zmc=0"></iframe>

 を見ても分かるように地形はシンプルで道迷いは考えられない。丸盆岳往復の間に何か転落事故になったか?計画を変更して鎌崩経由で下山するとなると厄介なことになる。それに単独行なので事故っても対応が難しい。まして登山者の少ない山域では他の登山者に気付いてもらえる機会はない。この地域は玄人筋が好むので当事者も初心者ではないはずだ。「いやーお騒がせしました」と出てくる可能性もある。そうあって欲しい。

 北アルプスの山スキーの事故をはじめとして全国的に遭難が相次いでいるのはどうしたことか。大して悪天候でもないのに多すぎる。当会では笈ヶ岳に登山していた会員から無事下山の報告があった。
***********************************************************
続報・WEB版読売新聞から
浜松市天竜区の黒法師岳(2068メートル)に1人で登山に出かけ、連絡が取れなくなっていた愛知県新城市東沖野、会社役員渋谷浩二さん(45)を捜索していた静岡県警などは6日正午過ぎ、登山道脇の斜面で渋谷さんを発見した。
 登山道から転落した際に足を骨折する重傷を負ったが、命に別条はないという。
 4日夜に家族から届け出を受けた静岡県警などが5日朝から捜索したが、天候が悪化して中断。6日朝から捜索を再開していた。
以上

 転落して足を骨折し、身動きできない様子。命に別状がなくて幸いでした。飛騨の川上岳でも転落事故で死亡のニュースがあった。単独は一般的な弱点以外に物思いにふけりやすいことがある。そこに注意力散漫となって道迷い、転落につながる。パーティで行けば行ったで楽しくおしゃべりしていて分岐点を見逃すこともある。どちらにせよ、山の中では登山に集中することである。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
日本で一番美しい山は?
ヒント:芙蓉峰の別名があります。

コメント:

トラックバック