新雪の西穂高へ2013年12月23日

新穂高ロープウェイ終点駅屋上からの西穂高岳連峰
 7時過ぎ、KIさん宅、地下鉄本郷駅でKUを拾う。小牧の某所でSIさんと合流し、東海北陸道で高山市経由新穂高入りした。郡上辺りから雪景色になり、高速道路は除雪はしてあるものの降雪期になったことを知る。高山市郊外からまた雪景色になり、平湯峠のトンネル前後で雪道を走る。
 冬の新穂高は久々に訪れた。調べると、新穂高ロープウェイスキー場が閉鎖されたのは2003年3月30日のことだった。その翌年に行った。ロープウェイ終点から西穂の小屋までスキーで登り、下山は小屋から下の始発駅まで尾根や旧スキー場を滑降した。上級者向けのコースだった。だからあれからもう9年になる。当時同行した会員らも死去したり、退会されたりで歳月の速さに驚く。
 さて、今回はスキーなしで新雪の西穂の登山を楽しむ目的で4人が集まった。プラブーツを処分したので28歳のときに思い切って買ったローバチベッタの登山靴を引っ張り出した。アイゼンは最新のベルトで固定する形のもの。ところが終点の駅から装着して歩行するが相性が良くなくすぐに外れやすい。時々緩みを直した。翌朝はしっかり締めてみたが丸山までに2回も締め直して遅れるので私は前途の登高を断念して下山した。
 12/22は曇りで風もあり、寒い。登山靴の先が冷たく感じる。直に金属のピッケルを持つ手指もしびれるほど寒い。終点駅から1時間半ほどの軽い登山で小屋に着いた。反対に下山してゆく人らと沢山すれ違った。
 12/23は5時起床、6時から朝食になった。外は無風快晴の様子だ。実際出てみると、白い雲が広がり、雲海をなしていた。目前には霞沢岳、六百山が上高地から切り立っている。今年の7月、六百山に登ったKiはどこの沢から登ったのか、というほど切り立っている。その左は八ヶ岳連峰、南には乗鞍岳が真っ白な巨峰となって見える。更に右(西)には氷山が浮かぶごとく白山が雲海に顔を出して見える。
 アイゼンをつけて登り始めると、視界が広がり、隣の笠ヶ岳が見える。北アルプスの奥まで真っ白だ。但し、アイゼンの装着が不調で已む無く下山した。小屋でコーヒーを注文して待機すること2時間ほどで下山してきた。
 そこからまた登山道を下る。素晴らしい景色を堪能して満足であった。終点駅の屋上からも登ってきたばかりの西穂高岳連峰が見えて喜んだ。外人客もちらほらいた。二人連れ、三人連れの外人と見ると手振りで並んで写真を撮ってあげるというと喜んでくれた。顔は日本人と変わりないので怪しげな英語で
私”are you chinese?”
外人”no Singapore ”
外人”onedaysnowhiking?”(日帰りのハイキングなの)
私”no climbing at climber'shotel”(いや、西穂の山小屋に泊まって登山したんだ)
外人  おう!という驚きの声を挙げた女性の2人。
というので東南アジアのシンガポールからの観光客だった。雪の降らない外国人には珍しいのだろう。こんなに晴れたのは久しぶりというから何度も来れない外人さんらにも良かった。
 帰路は往路をそのまま帰還。まだスキー客はなく渋滞もなかった。

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