大鹿村中央構造線博物館見学2013年11月01日

大鹿村大西公園から遠望した赤石岳の冠雪(10/15)
 今日は未明に起きて、長野県伊那谷界隈を走り回った。JACの日本三百名山に使用する写真取材である。明日以降しばらく天候不順ということで今日決行した。
 目指したのは飯島町の道の駅「花の里 いいじま」だ。松川ICを降りて、何とか道の駅に着いたのは午前5時だった。まだ暗いのでシュラフをかぶって仮眠する。気温は恵那山トンネルの出口で5℃とあったから名古屋人には寒い。
 夜明け前に起きたかったが、時計を見ると6時50分で明るい。それに結構ガスっぽい。今回も撮影にはダメかと、嫌な感じがする。隣のコンビニでおにぎりとおでんを買って食べる。
 道の駅の西は仙崖嶺、南駒ケ岳、空木岳がかぶさるように迫ってくる。山岳写真には絶好の位置にある。真の狙いは南アルプスの奥茶臼山であるが、天竜川から揚がる川霧の所為で靄になって見えにくい。
 そこで移動しながら、まず、東に下って見ると、池があり、池面に逆さ空木岳が写っていい感じだ。2台のカメラで何枚も撮影する。冠雪した頃、残雪の頃にまた来て見たい。次はR153に下って、天竜川を渡る。川霧が湯が流れているかのように見える。望岳荘を見て、地元で道を聞き、陣場形山にドライブする。中腹は黄葉できれいだ。山頂にはキャンプ場があり、ちゃんと水場もある。水はどこかから引いているのだろう。Pから数分の登りで頂上だ。展望は絶佳。かなり以前にきたことはあるが初見のような新鮮な気がした。
 西は中央アルプスの眺望が欲しいままに得られる。特に仙崖嶺から空木にかけてが圧巻である。木曽駒はやや北よりなので小さく見えるのが難点である。東はやや木が茂り、逆光もあって、甲斐駒、鋸、塩見、赤石などが垣間見られる程度。近寄り過ぎて視野が狭くなる。伊那谷の俯瞰は素晴らしい。
 軽トラの地元民がなにやら採取している。聞くとセンブリという。せっせせっせと取るのでここは群生地らしい。こんなに多く取れたのは初めてとも言われた。千回振っても苦い、からセンブリである。「センブリ 伊那谷」でググって見ると地元の人らしいツイッターがヒット。今年は多いと呟いている。
https://twitpic.com/dgrfrj
 そうなんだ。
 寒いので下山する。南向きに走るとやはり本命の奥茶臼の撮影は絶望的なので、また道の駅「いいじま」に向かった。10時前に着く。この時間で帰名する手はない、と考えた結果、大鹿村に向かう。とりあえず、道の駅の売店で地元産の蒟蒻、きのこ、鶏卵、里芋、昼食用に山菜おこわなどを購入した。コーヒーも飲んだ。気を取り直して大鹿村に向かう。
 一旦、松川ICまで農免道路を走って南下する。ICから来た道通りにに走る。再び天竜川を渡る。いつか来た道を走ると大鹿村だ。まっすぐに大鹿村中央構造線博物館に向かう。
 この何もない山村は特異な地質を調べ上げて観光資源にしているのだ。たかが岩石と言う勿れ、地味な岩に何万年前の日本列島の活動の歴史つまり自然史が刻まれている。中央構造線はこの村の観光資源なのである。この村にはもう一つ大鹿歌舞伎があるが、たかが300年余りに過ぎない。それにこの村の大西山と青田山の下をリニア新幹線が貫通する。今月は説明会だったらしい。
 http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1383295264/-100
 http://www.vill.ooshika.nagano.jp/

 館の外も只の博物館ではない。中央構造線を模して岩を配置し、目で見る地球科学の庭園として設定されている。500円の入館料を払う。断層の説明ルーム、中央構造線の説明ルームに分かれる。まず構造線の中に入ると、大鹿村の地形を模した立体模型が真ん中に置かれている。平面的な理解だけでなく、村の地質の断面図も模型を上下に動かして理解できるように作ってある。凄い仕掛けだ。話題のリニア新幹線のルートも説明してもらった。2Fは災害の歴史コーナーで、防災に力を入れているというメッセージを発信している。飯田市の奥にある廃村・松川入も昭和40年代の水害で廃村になった。大鹿村は人口が多いこともあって何とか治山治水で頑張っているのだ。
 断層コーナーでも地震大国は災害大国の話題で持ちきりになった。東北には長い大陸棚があるが、南海トラフにはない。浜岡原発はバネの先に乗っかるように建っているのが分かる。だから20mの津波防止の要塞を作っても役に立つか。敦賀原発も断層の群の上に建っている。しかも、中央構造線で関西、四国辺りが活発なのだそうだ。阪神大震災でも断層のズレで地震になり、工事中だった本四架橋の杭が3mも動いたと報じられた記憶がある。安心して住めるところは無さそうだ。
 説明を聞くうちに入館者が続々増えてきた。私が在館中でも延べ20名はあった。平日なのにかなりな人数だ。
 退出後は大西公園へ行った。小渋川の奥に冠雪した赤石岳が見えた。手前右奥には青田山、前茶臼、奥茶臼が見えるはずだ。青田山の奥は雲がかかっている。
 災害がなければいい村だ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E5%85%AC%E5%9C%92

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