小屋番の山日記

　今日は午前４時に起きて、元越谷へ沢始めに行く予定だった。気象情報で降雨率90％とあって昨夜の内に中止。ところが、Ｗ君から今朝電話があった。ＮＨＫのニュースで、釈迦ヶ岳で行方不明の人がいるので捜索協力に行くと連絡があった。「釈迦ヶ岳　行方不明」で検索すると、ＷＥＢ新聞のヘッドラインには出ていないが、多くの記事にヒットした。

　詳細は今朝アップされたばかりの「藤原岳・御池岳・鈴北岳 捜索情報 Wiki」で把握できる。既に5/26に捜索活動が開始されている。ヘリも出動したようだ。

http://www50.atwiki.jp/hnagashi/pages/1.html

　5/25の行方不明なので存命の可能性が高い。崖からの転落死でなければよいが。
　コース中で、分かりにくいのは庵座の滝から上流の登山道が一時的に不明瞭になる辺りだ。上部の崩壊で道が埋まるのだろう。
　庵座の滝の本流を北へ直進してしまうと崖を無理矢理登って、登りきれないと分かって、降りるに降りられないでつかまっている可能性もある。（昔、銚子大滝を右から越えようとしたが登りきれず、下るにも支点が分からず立ち往生していた人がいた。我々が後からきてザイルを出して下ろした記憶がある。登れるが戻れない谷をミノハザワ（箕輪）という）
http://koyaban.asablo.jp/blog/2006/12/10/991846
中尾根からの合流地点から上部も不明瞭である。

　山の気を味わいたいばっかりにＷ君は行ってしまったが、沢装備、ザイル、など三つ道具持参なのでまあ良いと思うが、この雨だ。安全に。

追記
　Ｗ君は行ったは行ったのですが、朝明へ行くまでも難渋し、着いたら10時。Ｐでも風雨が強くて、車外に出られない状況だったようです。そして自衛隊の人らにも出会ったとか。
　http://www.mod.go.jp/j/press/news/2013/05/29b.html
　自衛隊が出動したことは力強いのですが風雨には逆らえない。

　5/30は業界団体の総会出席で動けないので、5/31に好天になる予報もあり、心当たりを歩いてみたい。53歳と若いし、雨具でしのいでおれば、存命の可能性がある。骨折でもして動けないのではないか。