猿が馬場山余談2013年03月21日

 リーダーのW君は『ぎふ百山』の完登を目指している。私はもう終えたが、沢登りや山スキーで行くならば、と二順目でお付き合いさせてもらっている。

 とにかく、登頂は癒される。マイカーやロープウェイのような機械力で殆ど高度を稼いで徒歩30分以内で山頂に立てても喜べるのに、数時間もかけて、しかもスキー登山であり、滑降も楽しめたから喜びは大きい。高木泰夫先生の登山の喜びは苦労の関数ということをしみじみ実感した。

 1月中旬に風邪を引き、こじらせてしまった。お世話になっている医院が最近亡くなられて廃院になった。これを機に医者に行かずに治す、薬を呑まずに治すことを実践したが、治ることは治ったが、所詮は無茶なことであった。咳がいつまでも残り、体力を消耗し、気力が失せた。2月は軽く八ヶ岳で寒さに慣れる登山で終わった。

 毎年、夏太りする。ビールを飲み、食べるからだろう。秋になると体重を落とそうと、節制する意識が働いて、肉を制限する。これで免疫力が落ちるせいか、寒くなると決まって風邪を引く。1月は新年会で鯨飲馬食で胃腸に負担がかかる。これでまた風邪を引く。この悪循環を修正したい。

 言わば病み上がりで、余り自信は無かった。が、一度もスキーを履かずにシーズンを終了するわけにはいかないこと、月に一度は山頂に立つことを実現するために意地をはったのである。

 久々にスポーツで汗をかいた。汗で失う微量栄養素もあるが、過剰な脂肪分を燃やし、体内に溜まった毒素も汗とともに流せる。温泉でも入浴後に発汗が盛んになる。今日は果物と野菜でビタミンを補給するか。