北八ヶ岳の小屋で喜寿を祝った山行!2013年02月11日

 先月の例会で出された北八登山の計画だったが空咳にぜいぜい悩む身には自信が無かった。
 それが2/3の川越コンの帰り、風邪をこじらせてスカスカになった体にリキを補うために、久々に焼肉屋に入った。精肉よりも内臓肉のいわゆるホルモン焼きである。これにニンニクも入れて食した。すると2日後辺りから空咳の回数がめっきり減ったことに気づいた。
 ゴホンゴホン咳き込みながら、焼肉屋の女将から「風邪ですか、これで力をつけてください」「ええそのつもりで来たんですよ」と僕。効果覿面?後講釈だが、咳の回数が多くなると、喉に炎症が起き、イガイガの荒れ気味になる。粘膜を癒すには似たような粘膜の成分が手っ取り早く回復させるのか。
 2/8にもホルモン焼きを食して、冬山に挑むことにした。
 2/11、6時、また7時と山仲間7人が合流。諏訪SAで休憩。眼下の諏訪湖が凍結し、白い湖になっている。以前に今年は御渡りがあったニュースを知った。遠くに八ヶ岳が美しい。
 諏訪ICから渋の湯に向かう。途中に美しい円錐形の蓼科山を眺めた。路上にも雪はないが、さすがに渋の湯が近づくと凍結路になった。渋の湯に到着するが、3連休のせいか、駐車場から溢れた車が徒歩15分下って路駐するはめになった。ザックなどは登山口に於いてドライバー2人は車を置きに下った。
 登り返して、懐かしい硫黄の匂いのする渋の湯から入山する。かつては黒百合ヒュッテに泊まるために登ったルートであるが、今日は高見石小屋1泊で、逆に、黒百合ヒュッテ経由で下山の予定。
 登山は順調に運び、賽の河原を過ぎるとすぐに高見石小屋に着いた。快晴だったのですぐ近くの山頂に立つと浅間山がよく見えた。眼下には白駒池が真っ白に凍結。風が強いのですぐ下った。戻ってその白駒池へ下ってみた。すべてシラビソの樹林帯を行く。凍結した白駒池に立つ。70センチのピッケルを刺すと全部潜る。標高2100mくらいの厳冬期だけの風景である。
 また登山道を登り返して高見石小屋に戻った。すでに小屋はほぼ満員だった。これで3時30分過ぎ。夕食は5時30分からというので、零下10℃くらいの山小屋で缶ビールを飲む。普段の会合では話せない話題も話が弾んだ。夕食を終えると、睡魔に襲われて一気に爆睡。深夜に目が覚めると、隣の鼾がひどく、朝方まで寝られなかった。
 下山してぶりかえしたら、つい最近までぜいぜい、ゴホンゴホンやっていたのに無茶苦茶だ。無謀だとのそしりを受けかねない。羽毛服、ウールのニッカボッカを着用して保温はばっちり。小屋の暖房も充分。夜、少し、咳が出たが、大したことも無く睡眠を充分取れた。
 朝はパン食だった。ご飯は凍結するので弁当も作らないという。標高2300mの稜線に建つ小屋だ。水の確保が並大抵ではないだろう。食事後はメンバーの長老が今日で77歳の誕生日というので小屋のバンダナを買って6人が寄せ書きをして喜寿を祝った。小屋のスタッフにも寄せ書きに協力してもらった。
 殆どのお客が出発していった。ソロソロと遅い出立。天気はよろしくなく、風が強く、ガスも出ている。私たちは今日の中山2496m経由の周回を諦めて丸山2329.6mをピストンするだけに計画を縮小して下山することになった。丸山は小屋から20分ほどの小高い丘に見える。頂上に着いて、麦草峠へのトレースを見送り、渋の湯に下った。朝早いため渋の湯(800円)での入湯はやめた。山麓の尖石温泉に入湯(400円)した。昨年食べて美味しかった蕎麦屋「吉成」にも寄った。ここでグループ解散した。

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