山岳会50年史の断片2012年03月31日

・山岳会の歴史は初めて登った下った、だけではつまらない。
・山岳会の歴史も離合集散を綴るだけじゃあつまらない。
・それぞれの人間の属性を洗い、つなげる作業をすると人脈がみえてきた。これは面白い仕事である。
・面識のない未知の人、本で知るだけの人がパクパク口を空けるが何をしゃべっているのか不明、それを読み取るのが歴史編纂の仕事になる。
・最初の10年に手間隙がかかった。設立の機運が衰退し、組織も脆弱になる。その時期を切り抜けると発展しだす。先輩達の考え方を観察し、反省し、改善する。
・大切なことはそういう後に続く人間を包含することができるかどうかだ。つまり民主化。
・考えの違う人間を抱えることができればいいが排除する体質、例えばスターリン、毛沢東など左翼の国家形成時には粛清が行われた。その結果、共産主義国家は崩壊した。ソ連は70年しか持たなかった。
・中国も70年まであと数年はあるが民主化に成功すれば更なる発展が見込める。反日で国民をまとめているようでは持たないだろう。
・機能体組織は優れてよく動く。但し、不安定。共同体組織になると団体としてカラーは薄まる。束になってかかるから力は結集される。
・みんな山が好きだった。山岳会を愛した、会員を愛した。
・一人の人間の統率力に依存するとあとが続かない。
・たかが50年の歴史ではあるが色んなことが見えてくる。