丹州・ふるさとの富士紀行⑤丹波富士2011年09月16日

篠山市 高城山 459m

 有馬富士を後にして、次の目的地を地図でチエックすると県道49がもっとも直進的に行けそうだった。北上すれば篠山城であるが我々はR372を右折し、八上内の地名を神経質になりながら登山口を探った。あっちこっちしたが最初の勘が働いた辺りに戻ると立派なトイレのある登山口だった。今にも倒れそうな古い神社も建っている。
 ここで身支度した。さっきは空身に近かったがこの山はちょっと登らせるようだった。よく整備された杉の木立の中の道に分け入ってゆくとすぐに峠に立つ。ここでもう休憩の声がかかる。それに尾根上はやや風もあって涼しい。Sさんが剥いて冷温保存してあった梨の味覚を味わった。旨かった。
 とてもいい山道を登ってゆくと開けたコブに着いた。まさかとおもったが男ばかり数人のハイカーとすれ違った。こんな時期でも登る人が居るもんだわいと思った。
 やがて傾斜が緩くなったと思ったら急にきつくなり、擬木の階段が山頂近くまで続いた。三の丸、あれっ、どこかで聞いたぞ、と思いながら進むとすぐ二の丸に着いた。山頂は目の前だった。三角点は無かった。山城跡の様だ。不自然な台地がそんな雰囲気を保っている。地形図にも八上城跡の名称が刻まれている。名勝を表現する∴の記号がある。草地が心地よさそうだが日射が強くて居られないので二の丸に下って休んだ。
 緑陰の森の中を吹く風も気持ちいい。飲み物で喉を潤すとここもすぐに下山となる。次は牛松山だ。ほとんど信号の無い田園の道を走って篠山高原を駆け抜けた。園部川の氾濫が作った沖積平野、亀岡盆地に着いた。

 山路に座して冷たき梨を食ぶ       拙作

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