第14回天白川俳句会2011年06月26日

 12回目は4/29の昭和の日に豊田市小原町の杉田久女の故地を訪ねての吟行で好評だった。13回目は植田駅前で通常句会、14回目も同じ。
 昨年5/8に発足し、第1回が5月末だからまるっと1年を経過したことになる。病弱の1名が出て来れなくなったが後はみな休まず、脱落せずに付いて来る。
 あれから季語、5,7,5も満足に知らなかった高齢者が今は見違えるようにいい句を作れるようになった。継続は力なりを実感する。それだけこちらの責任も重いことになるので本物の俳人とは何か、というテーマであちこち吟行と故地を訪ねて足で知ってもらうようにしていく。
 7月末は前田普羅の命日8月8日に近いのでいなべ市鼎の夢かなえ荘を見学することにした。次いで山口誓子の句碑も見学する。
 どちらも山の俳句を詠むのが好きだった。新旧二強の山岳俳句の違いを学ぶことにする。
  霜強し蓮華と開く八ヶ岳    前田普羅
  雪嶺の大三角を鎌と呼ぶ   山口誓子

 中句に蓮華の言葉で尊い宗教語を連想させて、精神的な崇高な山岳美を賛嘆した普羅に対して、誓子はダイレクトに写生した形状で表現した。
 誓子は住友山岳会の会員に導かれて鎌に登ったのであろう。山岳愛好家の間で「鎌」と一言で言えば鎌ヶ岳のことである。だから山屋さんに連れられて行ったな、との推理が働く。
 その時の感動を余計な修飾語を使わずに表現した。