12月の俳句2010年12月16日

12/11-12/12
初雪の残る林に歩み入る

ハライドの頂上のいや寒し

雪嶺の木曽御岳を望むなり

赤石と思しき嶺や冬日和

藤内壁見れば御在所山眠る

冬の雲覆う雨乞岳見たり

冬枯れのイブネクラシの孤峰なり

小夜時雨洗い場覆うブルーシート

自然薯を洗うわが手の悴みぬ

赤子ほどの大白菜をもらうなり

尾根を行く鈴鹿時雨の見舞うなり

枯木立たどりて着けばぶな清水

岩間より滾滾と湧く冬の水

薪ストーブ何でも載せて任せあり

ストーブで燃やす榾木を集めけり

誰も見ぬ山頂こそ冬の山(岩ヶ峰)

君知るや何億トンの落ち葉かな

不思議にも枯れ葉は土に変わるべし

木立より冬の大滝透かし見る

釈迦ヶ岳仰向けに寝て眠るなり

尻皮のリーダーらしき山男
12/13
冬の雨いとど寂しさ勝りける

12/14
一輪の石蕗の花咲く冬屋敷

何枚も名刺交換年忘れ

輪になって寮歌を歌う忘年会
12/15
年忘れついでに忘れ物したり

12/16
浮き寝鳥石のごとくに動かざる

冬川に佇むは白鷺一羽

一仕事終えて一人でおでん食う

マフラーを巻いて家路を急ぐなり

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