清冽な谷を溯り!激藪とたたかう究極の登山!奥美濃の天狗山に無情の雨が降る2010年09月24日

 
空はどんよりしているが緑濃い親谷に入り思わず呟いた

奥美濃の山はいいなあ!

登山口の表示がない、赤テープがない、踏み跡がない、登山をサポートするものはないからわれわれの力だけが試される。これが究極の登山なのさ。

雷雲が上空を通過していく

滝を直登したり、高巻きしたり

水流の尽きるまで行くと激藪の世界

根曲がり竹を踏みつけ、くぐったり、

危うく眼鏡を飛ばしそうになりながら

山頂の三角点に着いた

楽しく弁当を広げたりして決してくつろげる雰囲気ではないが

満足感が強い

そのまま戻るかと思えば別の谷を下るという

再び尾根の激藪に突入さ

ブナが素晴らしく綺麗な樹皮を魅せる

地形図を片手に首っ引きになりながら

下る尾根と谷を目指す

時には戻ることもあったが

ピッたしで目的通りの谷を下れた

途中で日没、またもビバークかと案じたが

杉の植林内に残るかすかな踏み跡が見つかった

18時過ぎ、車の音と赤い尾灯が眼下に見えて一安心

車道に飛び出した

戦い済んで日が暮れて!

コメント

_ F君 ― 2010年09月27日 06時20分46秒

戦い済んで日が暮れて!・・・ですね。お疲れさま。深い森に包まれる感覚を堪能した沢旅でした!

_ 小屋番 ― 2010年10月01日 12時13分54秒

あれから足の筋肉痛がとれるのに3日、腕も痛みが残りました。okuちゃんはまるで羽が生えたみたいに登って行くからついて行くのが大変でした。登山道がある山と同じスピードで登頂しちゃったからね。
下降も味のあるものでした。第一自然が豊富でした。錆びた車の残骸?ワイヤーがあるから原生林ではないがもうしっかり二次林が回復途上にあります。奥美濃遺産として遺して欲しいね。
こんな山を知っちゃうと他に目移りしなくなります。また行こうよ。

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