ハナミズキ咲く2010年04月24日

 三河の山から帰ったら天白小学校の前の道路沿いのハナミズキの花が一斉に咲いたかのように見えた。前から咲いていたのだろうか。そして桜の木を見るともう一輪の花も残らず散って緑濃くなっていた。季節は移り変わり、一気に初夏が来たようである。マンションの敷地内の銀杏の木は若葉に萌える。近くの家にはもう鯉のぼりがさわやかな風に泳いでいた。天白区が1年で一番美しい時期が来たと思う。
 久々に晴れ間を得た今日は京都から6人のお客さんを三河の山に案内した。といってもれっきとした山ではない。棚山と宇連山を結ぶ稜線にある御料局三角点の見学であった。それ自体珍しいものであるが5mはある大きな自然の岩の頂上に「御料局三角点」「補点」「X」が彫られている。
 4年くらい前に山の本の取材中に発見(?)した。この事実をあるサイトの掲示板に投稿した。それを見た人がまた別のサイトへと静かに波紋のごとく広がった。ついに京都の好事家の耳に入るところとなり、サイト運営者と京都の好事家氏らが見学ツアーを組むこととなった。好事家氏は巻尺まで持参して計測し、珍品を堪能されたようだ。
 今日の客人は好事家の友人たちである。知己の間柄でもあり、見学ツアーの案内係を仕った。無事に堪能していただいた。その後は棚山を散策して玖老勢村三角点の探索を楽しんだ。瀬戸岩にも立ち寄って下山した。瀬戸岩には豊川市から来たという美少女の2人とまた会った。先ほど分岐点で棚山へ行くというので別れたばかりであったがもう往復したのだ。山では滅多に若い人を見ないし、女性でしかも美少女ときたら目が覚めるようだ。時代が変わってゆくのであろうか。