これよりは恋や事業や水温む2010年03月02日

虚子五句集。大正時代から。
 先日、区政協力委員の拙宅に小学校の卒業式への案内が届いていた。隣の小学生に託されたようだ。未来を担う子供たちのことだから何とか出席してあげたい。
 掲載の句は添え書きに「大正5年2月11日高商俳句会。山王境内楠本亭。高商卒業生諸君を送る」とある。昔の高商といえば現在の短期大学程度であろう。名古屋高商といえば名古屋大学経済学部の前身である。したがって卒業年次は20歳くらいだ。
 そんな若者への餞の俳句であった。恋はともかくとして事業をいうのはいかにも商業の高等教育を受けた子供たちへの意を尽くしたものだ。

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