佐久島の富士山を歩く2010年01月24日

 富士山と書くが”ふじやま”と呼んでいる。
 愛知県の離島には篠島、日間賀島、佐久島などがあるが佐久島は最大の面積という。それだけに山(というよりは丘)も大山と秋葉山などがありハイキングコースが知られる。今日は何とかの富士を名乗る山のピークハントを兼ねて河豚料理を楽しむ会を設定。一切はIさんが世話をしてくれた。
 知多半島道路阿久比ICからR247を経由すると1時間ほどで一色港へ着く。船着場といっても知多半島の師崎のような広大なPにレストランを併設したビルがあるというイメージで探すとがっかりする。河口の入江を船着場にした応急的な気がする。町営の定期連絡船が島民の足代わりに運営されている地味なものであった。
 乗船者が少ししかなく後は仕事か釣師くらい。真っ青な知多湾を南へ航行する。海面には海鳥が飛ぶ。空は青い。沖には小舟が浮かぶ。すると少しは小さな島旅の気分がしてきた。いくつかの名歌が浮かぶ。
 ”白鳥はかなしからずや海の青空の青にも染まずただよふ” 牧水
 ”年魚市潟潮干にけらし知多の浦に朝漕ぐ舟も沖に寄るみゆ” 
 ”暁の夢に見えつつ梶島の磯越す波のしきてし思ほゆ”  万葉集
俳句にも無季であるが
 ”しんしんと肺碧きまで海の旅”    篠原鳳作
がある。
 約30分の短い船旅でまず西港に着き、すぐに東港へ行く。ここが終点。周囲の海の水の綺麗なこと。限りなく透明に近いブルーとはこんな色のことか。
 下船すると本土よりはしっかりした船着場の建物がある。すぐに富士山に向かう。これは浅間信仰のようだ。狭い路地から古寺を経て丘へと登る。道標はあり、迷うことは無い。原生の常緑照葉樹の森になり、平坦な山道になる。周回するように歩くと小さな浅間神社があった。余り手入れはされておらず、少々荒れている。昨年の台風18号の被害か根っこを露にした風倒木をあちこちで見た。
 戻りながら、一旦は海辺に下る。秋葉山の古墳群を経て展望地、ひだまりの広場に行く。唯一の三角点「佐久島」38mはその奥にあった。最高点は等高線を見ると大山のab40mである。今回は立ち寄らず、予約の民宿へ行く。カニ、タコ、フグ、焼き魚、煮魚、魚フライと1週間分の惣菜が一気に並んだ。おまけにひれ酒まである。満腹になった。3時の船で上陸。なぜか乗船客で一杯になった。昨日から泊まっていた客もいたのであろう。
     限りなく透明な青冬の海      拙作
     佐久島の海透き通る冬の浜    拙作

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