雪の富士写ヶ岳!吟詠2008年12月04日

   冬ざれの富士写ヶ岳の登山口

   折角の木守柿取る輩かな

   時雨れても富士写ヶ岳に登るなり

   霙から雪に変わるや富士写ヶ岳

   初めての雪踏みて立つ山頂よ

   雪山に座すところ得ず立ちて喰う

   頂上は雪の円盤めく広場

   頂上や毛の手袋をして食べり

   音もせず雨に濡れたる枯葉踏む

   石楠花の冬芽が愛し尾根の道

   クリタケや冬の日を浴ぶ木の根っこ

   クリタケの犇くごとき枯木の根

   下生えの青木目によし枯木立
   
   北国の山みな眠る雪に寝る
   
   北国の旅の疲れや咳激し