木曽・焼棚山スキー登山2008年02月18日

 午前6時半、地下鉄本郷駅でW君を待つが来ない。きっと道路の凍結でトラブッテいるのか。私も坂道を登る際スリップして尻を振った。反対車線にはみ出しガードレールにぶつかりそうになった。ヒヤッとした。スタッドレスでもこんなことがあるのだ。周囲に車がいなくてよかった。幸い、ガードレールにもぶつけず、ハンドル捌きで安定を取り戻した。パートタイム4WDのスイッチをすぐにONしたが遅い。
 一つ遅れて合流した。すぐにKさん宅に向かい、赤津ICから東海環状道をへて中央道に入る。中津川ICからR19へ。通行量は信じられないくらい少ない。冬の木曽路はトラックの独擅場であった。
 旧木曽福島町から木曽福島スキー場に向った。それでも車は少ない。しかし着いてみるとPは結構賑わっていた。誘導されて最上部のPに置く。
 リフト券は50歳以上が3500円、70歳以上が2900円と良心的。過大な設備投資を避けて格安で良心的な運営をしている。ボーダーはいないから昔のままのスキー場のよさを保っている。
 今日の目的は当初はゲレンデに終始することであったがそこなら焼棚山でも往復しようと提案。皆さんが乗った。以前に大笹沢山を経てやぶはらスキー場にツアーしたことがあった。今回は往復である。
 リフト終点は1904mの三角点があるピーク。点名を陸焼棚という。晴れれば木曽谷、小鉢盛、鉢盛などが見える。11:15ここでシールを貼ってしばらくは針葉樹の森の中を緩やかに下る。ピークは巻く。最低鞍部からは登りとなるが岳樺の繁る緩斜面になれば山頂は近い。稜線には営林署と見られる黄色いテープもあるので道を外すことはない。緩斜面のところは頻繁に現れてRFが助かった。
 13:30、立ち木のない広い頂きの焼棚山2002mに着く。2等三角点の山である。ここは点名を大笹沢という。(最高点の大笹沢山は三角点がない。2040mで余り違わない)ここも晴れれば美ヶ原方面が見える。今日はやぶはらスキー場や山麓が見えるのみ。
 少し時間がかかったのは先週降ったばかりの新雪でよく潜るのでラッセルに労力を取られたからだろう。ストックを指すとすとんと50cmは潜る。
 13:50、非常に寒いので長居もして居れず、滑降に入る。新雪を気持ちよく滑走する。しかしながら疎林とはいえアップダウンもあるので大きなゲレンデのような豪快な滑りではない。深山を彷徨している気分がいい。最低鞍部を過ぎて途中からシール登行に切り替えた。
 来たルートのシュプールも強風にかき消されて消えたところもあった。W君が付けた赤い布の目印が頼りになった。16:00少し前にゲレンデに戻る。シールを剥がしていざ滑降に入るがすでにリフトの営業時間は過ぎた。このまま滑降してからゲレンデのとなりにあるPに戻った。
 一日中晴れたり、曇ったり、強風が吹いたりと厳冬期特有の悪コンディションであったが2000m峰をゲット出来て良かった。それにしても極寒の一日であった。
 春は名のみの風の寒さや・・・・・。浅春の木曽路に尚も雪が降る。
追記
 やぶはらスキー場のHPを見たら最近は権兵衛峠直下のトンネル開通後は伊那経由で来るように案内していることが分かった。小牧JCTから2時間という。通りで車が少なかったわけである。
 木曽福島スキー場、御岳マイア、チャオなど名だたるビッグゲレンデを抱えた木曽へのアクセスはトンネルの開通で劇的な変化が起きていた。
 おまけに大笹沢山へのスノートレッキングの参加者を募る。スキー場も変ったものである。

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