野沢温泉スキー行2008年01月14日

 1/11夜7時50分名古屋ICから一路北に向かった。このまま高速道路を走ると目的地へ早く着きすぎるので中津川ICで降りた。恵那SAでも雨であったがR19の木曽路も雨のまま。気温はO度以上。塩尻、松本と行き、松本ICから再び長野道に入った。梓川SAで車中泊。SAでは山岳会のY氏に偶然会った。スキーの会で22名と分乗して志賀高原に行く途上という。
 1/12朝起きてみると沢山の車で埋まっていた。皆白馬方面へ行くのだろうか。SAを出発して須坂長野東ICで降りた。ここから地方道、R403、R117と走る。善光寺盆地ですら雪が無かった。信州中野辺りまで来てようやく雪が見られた。R117はここ3年は毎年走っている。野沢温泉の道標を見るたびに意外な近さに驚いたものであった。名古屋から高速道路を一気に走れば約300Kmあり3時間強で行ける。
 午前8時半過ぎ、野沢温泉の一角に着いたはいいが宿の地図や名前を書いたパンフを忘れたことに気づいた。幹事さんの電話番号も控えはない。とりあえず宿の案内所に聞いたがうろ覚えの名前も覚えてない。民宿組合を紹介されていくと約300件あるという。さてそこからどうやって探し当てるか。所属の団体名と人数、名前を言って業務用の連絡放送で流すということになった。約30分後該当の宿から電話があり見つかった。やれやれである。○○症寸前の現象である。
 旅はトラベルというがトラブルと同義語らしい。これも旅の苦労の始めなり、か。車の旅には一切現金を使わなくなったし、荷物も放りこんで雑になった。緊張感が薄れたことも原因している。
 しかし早めに着いたおかげで宿へはほぼ一番手。続々と参加者が到着して賑やかになった。一年ぶりで会う人も多い。早い人同士でグループを組んで早速ゲレンデに繰り出す。11時から午後4時過ぎまで滑った。やっとスキーに来たという感慨がわいてきた。野沢温泉スキー場は実に30年ぶりではないか。あの頃は夜行バスであった。R19のドライブインは夜行のスキーバスで満杯であった。今回も単独なので夜行バスを検索したら片道4800円であったが予約満杯であった。地元の鉄道会社、バス会社も走らせない時代である。もはや珍しい部類であろう。
 夜の宴会はいつもながら楽しいものであった。総勢29名もの参加者があって賑やかである。夜行疲れ、9ヶ月ぶりのスキーの疲れ、酒の酔いもあって部屋に着くとすぐに寝込んでしまった。各地にある温泉巡り、温泉街の散策も面白いのであるが。
 1/13、夜からの降雪は相当な新雪をもたらした。8時に朝食をとるとすぐにゲレンデに直行。昨日は待ち時間なしであったが流石に3連休の中日とあって混雑している。しかし機動力の飛躍的な向上があって退屈するほどではない。ボーダー、スキーヤー半々の割合である。白人のスキーヤーがちらほら見られる。長野五輪で国際化したのであろうか。
 まずゴンドラに乗り、やまびこ駅へ。そこからリフトで毛無山に向う。一旦手前で降りて、一滑りしてフード付きのリフトで頂上まで乗車。雪景色が素晴らしい。車の上に約30cmはあったからここなら50cmは降っただろう。樹氷が綺麗である。それに新雪のバーンは板が滑らかに回転するのを助ける。スキーに乗り込んでいく感触を取り戻せた。昨日は初滑りとあって筋肉痛になるほどのアイスバーンであった。雪のお陰で一段と上手くなったみたいである。
 スキー場マップを見ながらあちこちゲレンデを巡った。しかしながらやまびこゲレンデは最高の粉雪であった。絶好のコンディションで滑走を堪能できた。アフタースキーは隣にあるお湯に入った。熱めだが筋肉痛の太ももにじわっと効くようだ。痛みが楽になった。夜もまた宴会である。打解けてあちこちで話に花が咲く。
 1/14、もう最終日。記念写真を撮影後、最後の仕上げとばかりゲレンデに行く。今日は昨日と打って変わってガラガラであった。平日の振り替え休日に休めない人もいるのであろう。ゴンドラでやまびこゲレンデを目指す。今日は新雪滑降を2本楽しんだ。リフトとリフトの間には整地しない天然ゾーンがあり、ボーダーがよく遊んでいた。新雪はまた深雪でもある。浮遊感が素晴らしい。固められたゲレンデもいいが深雪は山スキーへと誘う。あらゆるスキーは新雪の克服のために進歩してきた。山スキーこそスキーの王道である。ゲレンデとは畑すなわち練習場の意味。であればオフピステの魅力はもっとしられてもいい。残念ながらこんなゾーンは野沢くらいしか思いつかない。
 午後になり昼食後1本だけ滑ってスキー板を納めた。宿へ帰ってからまたお湯に入った。若者で混雑していた。着替えて車を取りにいく。帰りはOさん、Wさんを戸狩野沢温泉駅に送って別れた。再び春スキーで会いましょうと約束した。
 R117はICへの道路で渋滞気味、やっぱりR403で行くことにした。須坂ICから塩尻まで走ると諏訪方向で事故渋滞11kmと案内。迷わず、塩尻ICで出てR19に転じた。結局往路を戻った。約600kmのドライブでした。